【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.40「来日記念Reckless Loveインタビュー」

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6月来日が決まったReckless Loveインタビュー!3月の終わりにヘルシンキのNosturi(ノストゥリ)でヘルシンキヴァンパイアことThe 69 EyesとReckless Loveのモンスターダブルと題したカップリングライブがあり、この6月に約7年ぶり、自身初となる単独来日公演が決定したReckless LoveのOlli Herman(オッリ・ヘルマン)とPepe(ぺぺ)がそのライブ前にインタビューに応じてくれました。


──4作目のアルバム『InVader』が発売になって1年ほどになりますが、来日が決まりましたね。今の気分は?

オッリ・ヘルマン:素晴らしい気分だ!

ぺぺ:ものすごくスーパーに素晴らしい!

オッリ・ヘルマン:2010年に来日してから間があきすぎた。

ぺぺ:うん。そう。再来日できるのを待ちに待ってたところだ。

──Olliは2015年にThe Local Bandで来日しましたが、さっきの話にもあったようにReckless Loveとしては2010年の<Loud Park>以来になりますね。何か来日時に特に印象に残った思い出はありますか?

オッリ・ヘルマン:どちらの来日でもいろいろな思い出があるけど信じられないような体験ができた。日本にはヨーロッパとはまた違う文化があって、すべてが新しく感じられ、そのすべてが素晴らしかった。街を歩きながら周りを眺めてそれを感じとったんだ。東京は世界的にも大都会でありながら、フィンランドのどの街より綺麗な街だよ。The Local Bandの撮影を渋谷で行った時、ジャケットをどこかに置かなきゃならなかったら、カメラマンにそこにおいておけばいいよと言われたんだが、ケータイや財布が入ってておけないよと言ったら、「大丈夫だよ。誰も盗るやつはいないから」と言われてびっくりしたんだが、ほんとに盗られなかった。そしてもちろん日本料理も好きだ。いろいろ好きなんだが、特にラーメンが大好きなんだ。

ぺぺ:2010年に行った時には、残念ながら東京をゆっくり楽しむ時間がなかった。ライブ前にいって、終わったらすぐ帰らなきゃならなかったんだ。今回はライブ後直ちに帰らなくていいから、東京を楽しむ時間がちょっとあると思う。前回は時間はなかったものの、思い出に残ってるのはライブとかすべてがうまく動いて、人々も素晴らしかった。




──じゃ、日本でフリータイムには何がしたいですか?

オッリ・ヘルマン:原宿に行きたいな。

ぺぺ:あぁ、俺も原宿でショッピングがしたいな。それから2軒ほどあらかじめどこのレストランがいいかチェックしておかなきゃ。

オッリ・ヘルマン:おいしい寿司とラーメン屋さん!

ぺぺ:そう。それと原宿ショッピング(笑)!まぁ、まだ時間あるから調べてみないといけないけど、とりあえずはその2つ。

──日本でファンがあなたたちに気がついて、写真とかサインお願いすることは構わないですか?

ぺぺ:全く構わない。構うどころか反対にどんどんきてくれていい。

オッリ・ヘルマン:あぁ、もちろん声かけてくれ。喜んで対応するよ。

──前回去年春にインタビューした時に、あなたたちの最新アルバムに「Scandinavian Girls」って曲がありますが、日本に行ったら「ジャパニーズガールズ」にかわることってありますか?ってきいたら「たぶん」って答だったのですが、来日が決まったのでもう1度聞きます。どうでしょう?

オッリ・ヘルマン:今回の答えも「たぶん」。まだ考えてなかったよ(笑)。

ぺぺ:ハラジュクガールズ!なんてのはどうだい(笑)。

オッリ・ヘルマン:そんな曲をグウェン・ステファニーが歌ってたよ。「プリティ・トーキョー・ガールズ」なんてのはどうかな(笑)。

──では前回日本でどんなお土産を買ったか覚えてますか?




ぺぺ:すごく忙しくて何も買う時間がなかったんだ。日本行って、演奏して、すぐ帰ってきた。でも<Loud Park>でオジーとかモーターヘッドとか観ることはできた。今回はもうちょっと時間があるのはうれしいな。お土産も買うことができると思う(笑)。

オッリ・ヘルマン:俺も同じだったよ。どちらかというと思い出とか経験を集めるんだ。そしてそれは自分の頭の中にある。Local Bandで行った時にはちょっとだけ買い物もできて、Tシャツ買ったかな。でもメインは頭の中に思い出が残っている。

──ファンからのプレゼントはどういうものが特にうれしいですか?

オッリ・ヘルマン:今日ももらったばかりだけど、日本の物はなんでも素晴らしい。今までにもらったプレゼントで一番気に入ってるのは頭に巻くハチマキ!子供の頃に観た映画「カラテ・キッド」が思い浮かんできた。

(Pepeはこの日もらったプレゼントをとっても喜んで、さっそく写真に撮りインスタグラムにアップしてました。)

──Olliはフィンランドのセレブがペアになり、ケータイも食べ物も持たずにヌークシオ国立公園で2泊3日のサバイバル生活をするTV番組に出演しましたが、そのサバイバル生活どうでしたか?

オッリ・ヘルマン:実のところあれはとてもいい経験になった。ペアになったのがアウトドア生活のよい経験があるArttu Harkki(アルットゥ・ハルッキ)だったので、すごく助かったし、よかったよ。

──そのArttuが塩とかこっそり持って行ってたのは見ましたが、食べ物はほんとになにも持って行ってなかったんですよね?

オッリ・ヘルマン:あぁ、食べ物は待って行ってなかったが、魚釣りしたり、きのこやベリーを摘んで何とかなったよ。

──またこういう番組に出演の話が来たら出演すると思いますか?

オッリ・ヘルマン:都会の快適さから離れたとはいえ、いい経験ができたことだし、断る理由はないな。でもフィンランドの森はもう体験したから、次回はどこかほかの場所…温かい場所がいいな(笑)。

──南の島とかよさそうですね。

オッリ・ヘルマン:ジャングルでターザンとかね(笑)。

──じゃぁPepeはどうですか?そんな話が来たら出演する?

ぺぺ:うーーん。そんな勇気あるかな(笑)。その時になってみないとわからないが、俺たちの中のターザンはOlliだから彼が一番合っているよ(笑)。

──前作のアルバム発売から1年が経ちましたが、もう次のアルバム制作には入っていますか?

オッリ・ヘルマン&ぺぺ:入っている。

オッリ・ヘルマン:まだ録音まではいってないが、少しずつ曲作りをしてるところだ。作詞と作曲を。

ぺぺ:まだ最初の段階だ。

──じゃ新しい曲はどうやって生まれますか?あなたたち2人が主に曲を作っているのですよね?

ぺぺ:あぁ、そうなんだ。これまでは俺たち2人でメインに作っててJalleも加わったりしてた。この先はJalleもHessuももっと参加すると思う。少なくても2人はそう言っていた(爆笑)。まぁ、どうなるかはわからないが。

オッリ・ヘルマン:とっても期待してるよ(笑)。

ぺぺ:今のところとりあえず俺たち2人で作っている。

──Olliはヘルシンキに引っ越したと聞きましたが、Pepeはタンペレ在住ですか?

ぺぺ:俺はヴァンター(ヘルシンキの隣)に住んでいる。引っ越してもうすぐ3年になるよ。Olliとはわりと近くに住んでるんだ。20分ほどで行き来できる。HessuとJalleはピルカンマー地域(タンペレ近郊)に住んでて近いのでそっちでお互い会うことができるので、2人はそこで曲を作るってことも可能だ。

──6月の来日公演のあとの予定はどうなっていますか?

オッリ・ヘルマン:そのあとは国内の夏フェス出演の予定がいくつかあって、新しい曲作りをするつもりだ。

ぺぺ:他に一つ8月にUKのフェス出演がある。Hair Metal Heavenってフェス。秋には今のところライブ予定はいってないから新しい曲作りに励むよ。まだスタジオ入りする時期ははっきりわからないけど、レコーディングにはいれればいいなと思う。

──では最後に日本のファンにメッセージをもらえますか。

もちろん!ということで以下のメッセージをくれました。映像でご覧ください(オプションで日本語の字幕表示できます)。


彼らの曲はキャッチャーで、Olliはサービス精神いっぱい。毎回とにかく楽しいライブです。Olliにシャツを脱いでもらいたいときはフィンランド語で「パイタポイス!」と叫びましょう!叫ばなくてもお決まりで脱いでくれるとは思いますが。

昨年発売になったReckless Love 4作目のスタジオアルバム『INVADER』日本盤にはボーナストラックがついて好評発売中!まだ手元にない方はライブ前にゲットして予習しておくのもいいですね。行かれる方思いっきり楽しんできてください。まだ悩んでる方いると思いますが、日本で観れるこの機会をぜひお見逃しなく!


<Reckless Love TOKYO INVASION 公演>
2017年6月8日(木)
@TSUTAYA O-WEST
http://www.marquee.co.jp/live/recklesslovejapan.html

文:Hiro
写真:Hiromi Usenius

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