【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.104「メリー・メタルバンドReckless Loveよりニューシングル ”Outrun”リリース、ヘルシンキのリンナンマキ遊園地ライブレポ」

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2016年4作目のアルバム『InVader』発売後、ヴォーカルのオッリ・ヘルマンは歌詞フィンランド語でソロ活動をしてた時期もあり、もしかしてそのままソロに転向しちゃうんだろうか?と思っていたところ昨年Reckless Loveからニューシングル「Loaded」が発売になり、やった!またReckless Loveがみれる!と思ったものの、昨年予定していたデビューアルバムから10周年記念のワールドツアーはコロナでキャンセルまたは延期になり、予定されていた来日公演も残念ながらキャンセルになってしまいました。


その後またおとさたなかったのですが、いきなりニューシングル「Outrun」リリースのニュースが飛び込んできました!フィンランドのメディアの記事によると、昨年予定されていた10周年記念のワールドツアーキャンセルは気分がとても沈んだそうです。コロナ手当てが支給され、経済的には少しばかり助かったものの、一番こたえたのは長い間ライブができなかったことだとヴォーカルのオッリ・ヘルマンは語っています。

「しばらくニューアルバムをリリースしてなかった間に音楽を新しい目でながめ、再び炎が燃え上がった。何かが変わった。それが次のアルバムに現れてるだろう。このシングルのメインのサウンドのテーマは80年代で、当時夢中になっていたゲームの世界や、マイアミ・ヴァイスやビリー・アイドルからも影響をうけた。」

とのことです。その80年代感が漂うミュージックビデオはこちら!


オッリが今一番待ち望んでいることは再びツアーに出ること。コロナの状況次第かと思いますが、来年はヨーロッパツアーの他、夏にはフィンランド国内のフェス出演が予定されているそうです。

今少しづつライブが復活してきつつあるフィンランドですが、9月初めヘルシンキのリンナンマキ遊園地の野外ステージでReckless Loveのライブがありました。ライブ開始は21時。夜は10℃前後だったかな。早めにいって開始を待っていたら、遊園地が少し小高い丘の上にあるのもあってかすごく冷え込んで、開演を待つ間凍えそうに寒い!まだかまだかと待っていると開演時間を少し回ってからオッリを除くメンバーがステージに現れいよいよだ!「Animal Attraction」のイントロが聞こえてくるとサングラスをかけたオッリがステージに!不思議なものでこの段階で寒さはどこかへ吹っ飛びました(笑)。

続いて「So Happy I Could Die」!ステージを動きまわるオッリ。ペペは楽しそうにギターを演奏。ベースのヤッレもドラムのヘッスも楽しそうだけど、同じく観客も楽しそう!3曲目に昨年リリースになった「Loaded」が!この曲はリリース後フィンランドのTV番組に歌のゲストで出演し演奏していたのをみたことあるものの、ライブでみるのは初めて!ステージの両端に大きなボックスみたいなものが置かれてたのですが、オッリはステージを左右に駆け巡る途中でそのボックスにもあがり飛び降りたり、いつもにもまして元気いっぱいで長い間ライブができなかった反動がしっかり表れてたようにも思いました!

彼らの曲はのりがよいパーティソングが多いですが、1曲オッリが立ち止まり、みんなケイタイのライトをつけて!といった曲があります。君たちがいてくれるから今俺たちがここにいると感謝を込める個人的にも大好きな曲「Edge Of Our Dreams」では観客のかかげたスマホのライトがゆらゆら揺れる様子をオッリは自らのスマホで撮影して後でインスタストーリーズに投稿してました。

寒さも忘れて「Night on Fire」で燃え上がった後、メンバーは1度ステージを下りたもののアンコールの声にこたえて再び登場!オッリはリリースされたばかりの「Outrun」のミュージックビデオで身に着けていたサングラスをかけていたので、おぉ!新曲くるぞ!と思ったらきました!中に「So let’s go have some fun」って歌詞もありますが、そのあと「On The Road」、最後は「Hot」と、待ってる間のあの寒さもすっかり忘れてほんとに思いっきり楽しめるライブでした。

コロナで生ライブができない時、ストリームライブもいくつか見ましたが、やっぱり生のライブにはかないませんね。コロナを心配せずスタンディングで普通にライブできる日が早く戻ってきてほしいです。そして早くまたフィンバンドの来日公演ができる日が戻ってきてほしいです。













文&写真: Hiromi Usenius

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