ディープ・パープル「リッチー・ブラックモアとの再結成、考える意味がない」

ポスト

ディープ・パープルのイアン・ペイス(Ds)は、今後、リッチー・ブラックモアと再び一緒にプレイする可能性はあるかもしれないが、バンドはそれをあえて検討する必要はないと考えているそうだ。リッチーと過ごす時間は必ずしも楽しいとは思えないという。

◆ディープ・パープル画像

『The Rock Brigade』のインタビューで、「ディープ・パープルは再びリッチーとプレイすることができるか、もしくはこの先プレイするだろうか?」と問われたペイスは、こう答えた。「もちろん、その2つの質問に対する答えは“ひょっとしたら”だね。でも、リッチーは(自ら)去って行ったんだ。誰も彼を解雇したわけじゃない。誰も彼に“辞めるべきだ”と言ってない。彼の選択だった。そして、バンドは続き、先に進んだ。リッチーは自分のことを始めた。素晴らしいことだ。彼は言うまでもなく、それに満足していた。僕らも自分たちが23、24年やり続けてきたことに満足していた」

「正直言って、僕らには(リッチーとの再結成を)検討する意味がない。バンドの中には素晴らしいフィーリングがある。みんながフレンドリーで、僕らがやるべきことはステージに上がり音楽を作るだけだ。ほかに心配すべきことはない。リッチーの人生はそういう風には動いていないと思う。もうちょっと複雑だと思う。人生のこの時期において、僕は曇った場所は必要ないんだ。澄んでいてクリスタルでいたい。楽しくなるって思っていたいんだ。リッチーのことは死ぬほど好きだ。でも、彼と一緒の毎日が楽しくなるとは保証できない」

ディープ・パープルは今月初め、20枚目のスタジオ・アルバム『inFinite』をリリース。来月から最後になるかもしれないツアー<The Long Goodbye Tour>をスタートする。

一方のリッチーは、6月にリッチー・ブラックモアズ・レインボーのUKツアーを開催する。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報