ポール・スタンレー、ジーン・シモンズとの付き合いで「他人に苛立つのは自分の問題と気づいた」

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キッスのポール・スタンレーは、ジーン・シモンズと長年付き合う中で苛立つことが多々あったが、ある時点で、それは彼の問題ではなく自分の問題だと悟ったそうだ。

◆キッス画像

スタンレーは10月末、キッスが主催するクルーズ・フェスティバル<KISS Kruise XI>にて開かれたQ&Aセッションで、ファンから「50年間にわたるシモンズとの友情、仕事上の関係から何を学んだか?」との質問が上がると、こう答えた。

「興味深い質問だ。ああ、俺らはもの凄く違う(タイプだ)。でも間違いなく、自分らがやっていること、労働倫理に対する誇りを分かち合っている。多分、俺らの両親がヨーロッパ出身だからだろう。そこでは、自分達の仕事、そして金のために一生懸命働くってことに誇りを持つのが重要だとされている、と俺は思う。それとは別に、俺が学ぶのに長い時間かかったことがある。ちなみにジーンは……俺にとって家族だ。ブラザーだ。彼のことで、めちゃくちゃ腹が立ったことは何度かあった。そして、俺は気づいたんだ。それは彼の問題ではなく、俺の問題だ。人々が君を悩ませるようなことをするとき、君は、彼らが変わるのを期待するのではなく、それがなぜ君を悩ませるのか考える必要がある。彼ら次第ではないんだ」

「ジーンのことで悩んでいたとき、俺は“ちょっと待てよ。イラついているのは俺の問題だ。なんで俺はイラつくんだ?”って考えなくてはいけなかった。なぜなら、彼は彼でいるときがベストなわけで、彼が俺のようになれるわけではない。そして、俺が彼のようになれるわけではない。だから、多くのことを流すべきなんだ。俺らは誰かを変えることはできない。自分がなぜイラつくのか把握する必要がある」

キッスは<KISS Kruise XI>を終えた後、今月30日に日本(東京ドーム)での公演で<End Of The Road>ツアーを再開する。

Ako Suzuki
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