ローリン・ヒルの盗作疑惑裁判で示談が成立

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シンガー/ソングライターのLauryn HillとNew-Ark Entertainmentとの間の裁判で示談で成立したとAP通信が伝えている。合意金額については明かされていない。

'98年11月にNew-Ark Entertainment(ドラム・プログラマーのVada Noble、シンガーのRasheem Pugh、ピアニストのTejumold Newton)が、Hillに対し訴訟を起こした。New-Ark Entertainmentは、Hillの700万枚以上を売り上げた'98年のデビューアルバム『The Miseducation Of Lauryn Hill』で、彼女は彼らの楽曲および制作技術を使用していながら、正当なクレジット表記をしていないとして訴えた。このアルバムで、New-Arkは“additional production(制作協力)”“additional musical contribution(楽曲協力)”“additional lyrical contribution(歌詞協力)”としてクレジットされ、アルバム全曲の作曲、プロデュース、アレンジはHillの名前になっている。New-Ark側は、共作、共同プロデュースとしてのクレジットおよび『The Miseducation Of Lauryn Hill』のアルバム利益の3分の1を要求していた。

裁判中に、Hillの元Fugees仲間であるWyclef Jean、Prakazrel "Pras" Michelが彼女側の証人として証言台に立った。この事実を、3人がお互いの意見の相違を克服した証拠とみて、Fugeesとして'96年の名アルバム『The Score』に続くアルバム制作を始めるのではないかとの期待が高まっている。

Yves Salomon、ニューヨーク
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