クラプトン、ベネフィット・コンサートでブライアン・ウィルソンと共演

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Eric Claptonが10月6日(日)、L.A.のUCLA大学、Royce Hallで行なわれたCarl Wilson Foundationの慈善コンサートで、Brian Wilsonと彼のバンドと共にステージに上がった。その晩、バックステージでClaptonは“練習”しなければとマネージャーに言っていたという。彼の言う練習とはBeach Boysの「Warmth Of The Sun」と「Good Vibrations」のことで、英国の伝説的ギタリストはWilsonと一緒に「Sun」を歌い、バンドのギタリスト達と一緒に「Vibrations」のリズム・パートのほとんどを、ブルースのフレーズを付け加えたラストに至るまでプレイした。

Claptonは、同じくコンサートに出演したCarnieとWendy Wilson、Matthew SweetVan Dyke ParksSugar RayのMark Mcgrath、In Bloomらと共にアンコールの「Barbara Ann」「Surfin' USA」に参加。後者ではCarl Wilsonの息子Justynと、Dennis Wilsonの息子Carl B. Wilsonがフィーチャーされた。

コンサートにはほかにJackson BrowneAmericaのDewey BunnellとGerry Beckiey、The Righteous BrothersのBill Medleyが参加している。

10人からなるBrian Wilsonのバンド・メンバーは、今年、他のところで出演したときとほぼ同じ編成で、「Heroes And Villains」「Surf's Up」から軽快な「I Get Around」「Hey Marcella」まで続けて披露した。娘のWendyとCarnieは「God Only Knows」で父と共演。Matthew SweetはBeach Boysのツアー・ギタリストBilly Hinscheと「Sail On Sailor」をフレーズを弾き合い、Parksもそれに参加した。また、Justyn WilsonとCarl B. Wilsonにもスポットが当てられ、Carlは父の曲「Forever」を歌った。

ClaptonはWilsonのバンドにサポートされて「Stormy Monday Blues」から「Layla」へと陶酔したように演奏した。Sugar Rayはヒット曲「Every Morning」と「Fly」を披露し、CarnieとWendyに助けられながら、Beach Boysの「Do It Again」をカヴァーした。

Sweetはアルバム『Pet Sounds』の曲「You Still Believe In Me」を演奏、この夜のホストを務めたVan Dyke Parksをステージへ連れ出した。Parksは'95年のWilsonとのコラボレーション『Orange Crate Art』から「Sail Away」「Wings Of A Dove」を歌い、Wilson姉妹とIn Boomは自身の曲を手短に披露した。Wilsonは彼のバンドの一員でもあるWondermintsと一緒になり1曲を演奏した。

コンサートのすべての収益金は、Carl Wilson Faundationへ贈られる。この財団はJustynとJonah Wilsongaが'98年2月にガンのため亡くなった父親を追悼し、その翌年に始めたもの。これまでに500万ドル以上を集め、その基金はCity Of Hope for cancer research and prevention、The Lester Perillo Fund for memorial Musicians、子供のためのSilver Lining Foundationへ分配されている。財団では毎年5キロのベネフィット・ウォークとビーチ・パーティを開き、募金を募っている。

今は亡きBeach Boysの1人が残した街への功績を称え、L.A.の市長James Hahnは10月5日(日)を「Carl Wilson・デー」と宣言した。

Darryl Morden, Los Angeles (C)LAUNCH.com
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