ローリン・ヒル、聖地バチカンで教会の堕落を批判

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フージーズローリン・ヒルが、カトリック教会の聖地バチカン市国で、教会を批判する発言をし物議をかもし出している。BBC.comによると、ヒルは、毎週ローマ教皇が演説をするのに使用しているホールで行なわれたクリスマス・ショウに出演。司祭たちを前にして「聖職者が教会を堕落させている」と爆弾発言をしたという。

彼女は、アメリカでは子供たちが聖職者から性的虐待を受けるケースが多いことをほのめかし、「神は、指導者の堕落や搾取、虐待を目撃しているはずだ」と語った。また観衆に向かい「人ではなく神の祝福」を求めるべきだと主張、自分は「地上にいる神の代理人など信じちゃいない」と語った。

このショウは、クリスマス・イヴにイタリアでテレビ放送される予定だが、イベントの主催者は、ヒルの発言とパフォーマンスはカットされることになるだろうと話している。

イタリアの新聞『La Repubblica』は、ヒルは番組でパフォーマンスする予定だった曲の代わりに、社会の不正を非難する曲を歌ったと伝えた。彼女は同曲を披露する前に「私は、キリストの誕生を祝うためにここに来たわけじゃない。みんながなぜ、この場所が終わりを迎えているのを嘆いていないのか問うために来たのよ」と話したという。

Ako Suzuki, London
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