Inter BEE 2009速報、コンシューマー向け録音機器も多数展示

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2009年国際放送機器展(Inter BEE 2009)が11月18日より開幕した。幕張メッセで11月18日~20日の3日間行われるこの展示会はその名のとおり放送機器をメインにしたもので、放送局技術者や番組制作会社などを対象に行われている。

展示内容のほとんどは業務用途向けの製品や技術展示となる(2009年のトピックは3D映像のようだ)が、録音機材などに関して一般の楽器プレイヤーや宅録派にとっても興味深い製品が多数展示されている。先日行われた楽器フェアに展示していないメーカー、代理店も多く出展しており、実は見逃せないイベントなのだ。このレポートではそうした製品をメインに各社ブースの展示内容の速報をお届けする。
◆Inter BEE Online

●ヤマハ

写真左:Nuendoシステム。写真右:TENORI-ON。
ライブ会場用機器のNEXOブランドやヤマハサウンドシステムなどを中心に展示しているヤマハブース。一般向け展示ではスタインバーグのCubaseやオーディオインターフェイス&コントローラのCI2、上位グレードのNuendoシステムなどを展示。

楽器関連では間もなく発売となる「テノリオン(TENORI-ON」」に注目。16×16個のLEDを使ったユニークな楽器で、新製品のスタンダードモデル「TNR -O」と、同時に一般発売が開始される「TNR-W」が並ぶ。楽器フェアで見逃した人もぜひ。
◆ヤマハ

●フックアップ

写真左:フックアップブース。写真右:MELODYNE EDITOR。
オーディオインターフェイスのLynxや、MANLEY、ROSENDAHALといったプロオーディオ機器を展示しているのがフックアップのブース。DSPハードウェアとプラグインソフトウェアのシステムであるUNIVERSAL AUDIOのUADシリーズや、SONYのDAW「ACID」やビデオ編集ソフト「VEGAS」、MAGIXのDAW「Samplitude」の最上位グレード「Sequoia」なども展示されている。Samplitude、Sequioiaともに間もなく新バージョンの11が登場予定だ。

中でも注目は間もなく発売(やっと!)の「MELODYNE EDITOR」だろう。「MELODYNE」シリーズは録音したオーディオの音程を自在に操れるソフトウェアだが、最新版では和音にも対応する。デモでは実際にその実力を確かめることができた。
◆フックアップ

●エムアイセブンジャパン

写真左:TL Aduioのラック。写真右:Launchpad。
ラックマウントされたTL Audioのコンプレッサーやチューブアンプが出迎えるエムアイセブンジャパン。RME製品を取り扱うシンタックスジャパンとの合同ブースでの出展。

注目は11月18日発売(!)のNovationの「Launchpad」。8×8に配列された64のボタンでAbleton Liveを演奏することができるようになるUSB接続のデバイスだ。Live以外にも代表的なDAWやプラグインなどのMIDIコントロールも可能となっている。隣りのハイ・リゾリューションのブースでもこのLaunchpadを使ったLiveのデモが行われていた。
◆エムアイセブンジャパン
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