新作絶好調のBRAHMAN、ツアー初日のライヴレポート!

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約3年ぶりにリリースした新作『THE MIDDLE WAY』がオリコン・ウィークリー・チャート初登場3位(邦楽だけだと2位)を獲得、作品をリリースしていない間も数多くのライヴをこなし、そのパフォーマンスの魅力に引きつけられ、圧倒的な人気を維持し続けるBRAHMAN。そんな彼らが作品をリリースして2日後、10/1から長いロードとなる全国ツアー<THE MIDDLE THOUGHT TOUR>を開始した。その初日レポートをお届けしよう。

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実に三年以上の時を経てリリースされた新作『THE MIDDLE WAY』の発売から二日後、早くもスタートするBRAHMANの全国ツアー<THE MIDDLE THOUGHT TOUR>の初日はSHIBUYA-AX。パッツンパッツンに膨れ上がった会場に、まずはゲストバンドである日本脳炎が登場する。SLIGHT SLAPPERSやEXCLAIMのメンバーで結成されたという話題のバンドだけに、さすがに年季が入ったストレートでヤサぐれ気味なサウンドは、古い言葉で言うならバッドボーイズ・ロック、といったところか。比較的大きい会場にも関わらずライヴ・ハウスに来ているような、そんな錯覚に陥ってしまうようだった。

そしてしばしのセット・チェンジの後に、あのS.E.が鳴り響く…と、同時に怒号のような声援と前へ押し進んでいく人の渦!渦!渦! 最大級の熱狂でバンドを迎える観客を前に、バンドは実に落ち着いた佇まいでライヴをスタート。発売されたばかりの新作からの楽曲を中心にプレイしていくせいか、それともこれから続く長期ロードを前にしてか、いつも以上の緊張感を漂わせたステージ。観客のほとんどは一緒に歌ってしまえるくらいに既に新作を聴きこんでいるのであろう、思い思いに全身でライヴを楽しんでいる様子だった。

「Basis」、「For One’s Life」とライヴ慣れした楽曲辺りからメンバーもグッとテンションが上がったようで、さすがに観客のアガリっぷりもハンパない。アルバムの中でもひときわ異彩を放っていたフリーキーな「Circle Back」での圧巻なパフォーマンスでは、バンド・スタイルの幅が広がった様子を垣間見せ、また「From My Window」、そして「Placebo」ではあれほど熱狂していたフロアがじっくりと聴くことに徹してしまうほどの説得力あるステージ。海外ツアーで経験したハードノック・ライフによって更に進化していくバンドの姿を伺わせた。

アンコールを含め一時間強というタイトさではあったものの、新作の魅力をたっぷり凝縮したステージに仕上がっており、心地良い余韻を味わせてくれた一夜となった。 

取材・文●Mista Petto
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新作『THE MIDDLE WAY』の「A WHITE DEEP MORNING」のPV&試聴は下記アドレスにて。
▲動画:https://www.barks.jp/watch/?id=1000001867

▲試聴:https://www.barks.jp/listen/?id=1000001873

▲ツアースケジュールなどはオフィシャルサイトにて。http://www.toysfactory.co.jp/brahman
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