フージーズ、サイマンデとのサンプリング訴訟に敗訴

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フージーズがイギリス出身のファンク・グループ、サイマンデの曲を無許可で使用したとして訴えられていた裁判で、サイマンデ側の主張を全面的に支持する判決が下されたと、AllHipHop.comが報じている。

この裁判はフージーズがアルバム『The Score』にてサイマンデの曲「Dove」をサンプリングしたにも関わらず無許可でリリースしたというもので、サイマンデのメンバーがフージーズ及びソニー・ミュージックを訴えていた。この訴訟以前、両者は'98年に和解交渉を行ない、一旦は著作権報酬として40万ドル(約4,500万円)を支払うという条件で合意し、実際に現金の支払いが行なわれていた。しかし、サイマンデ側は40万ドル(約4,500万円)は和解のために支払われたものではないと主張し、今年3月に改めて訴えを起こしていた。

今回の訴訟で裁判所はサイマンデ側の訴えを全面的に認め、支払われた40万ドル(約4,500万円)は和解金にはあたらないと判断。40万ドル(約4,500万円)をフージーズ側に一旦返金するか、あるいは改めて損害賠償金の支払いが命じられた場合に、損害賠償金から40万ドル(約4,500万円)を差し引いて支払われることになるという。

K.Omae, LA
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