[短期集中全力レポート] Dir en grey in Europe 2007 フィンランド編(1)

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『WACKEN OPEN AIR』のステージ終了から約3時間後、Dir en greyはふたたびツアー・バスに乗り込み、8月5日の未明にフランクフルト空港に到着。そこから空路でフィンランドの首都ヘルシンキに向かった。

今回、彼らが出演するのは、そのヘルシンキ郊外で前日から行なわれていた『ANKKA ROCK FESTIVAL』。8月4日の公演には、フィンランド産ロック・バンドの代名詞ともいうべきHANOI ROCKSも出演。彼らの現地での人気には現在も根強いものがあり、最新シングルの「Fashion」もナショナル・チャートの1位を獲得している。

…なんてことを考えていたら、なんとそのHANOI ROCKSのフロントマン、マイケル・モンローとホテルのロビーで遭遇してしまった。やはり100m先からでも彼だとわかる、あの華やかな存在感は強烈だ。

そして一行は滞在先ホテルからシャトルバスで会場へ。フィンランドの道路はとても道幅が広く、さらに日曜日ということもあって車が以上に少ない。そもそも人口密度が日本に比べたらとてつもなく低く、なんだか時間の流れもゆっくりとしたものに感じられてしまう。

が、しかし、『ANKKA ROCK』の会場内は、そこがフィンランドとは思えないほどの人口過密地帯と化していた。しかも、異常なほどに若者率が高く、女性の比率が高い。まさに『WACKEN OPEN AIR』とは真逆と言っていい空気が充満している。

さて、そこで彼らはどんなライヴを繰り広げることになったのか?

文●増田勇一
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