alan、故郷・四川省で起こった大地震への義援シングルを配信

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現地時間2008年5月12日14時28分(日本時間15時28分)、中国・四川省をマグニチュード8.0の大地震が襲った。地震のエネルギーにして阪神淡路大震災の約20倍とも言われるこの地震により、死者は3万人以上。発生から1週間以上経過した今なお多くの市民が生き埋めになっている。

四川省出身のヴォーカリストalanも、この四川大地震に胸を痛めている一人。彼女の家族は山の上に逃げて無事だったと、彼女は自身のブログで報告しているが、同ブログにて、生まれ育った故郷の惨状を思うと悲しくなり、今も自然に涙が溢れてくると語っている。

そんなalanの楽曲配信が急遽開始された。<幸せの鐘が 聴こえる / 私はここから 祈りを捧げ / まだ見ぬ君の 笑顔のために>とalanが歌うこの曲は、日本語タイトルが「幸せの鐘」で、中国語タイトルが「愛就是手」。中国語タイトルがついていることからもわかるように、楽曲は日本だけでなくアジアでも配信される。

また、この楽曲について、所属レーベルのエイベックスは、<エイベックス・グループ、「alan」、また楽曲にかかわる著作権者における全ての収益を各地の赤十字社を通じ全額寄付する>と発表した。

オフィシャルサイトに掲載されたalanからのメッセージ全文を以下に転載する。

   ◆   ◆   ◆

自然の災難がまた人類を襲いました。
大自然を前にして、人はとても小さく、命は脆弱です。率直に、とても辛くて悲しいです。
そこはわたしの故郷…たくさんの命が奪われました。同じ地球に住む家族が今、苦しんでいます。
こうした状況下では、私たちは涙を流す代わりに強くなり、そして微笑んでこの自然災害から起こる被害を乗り越え、悲しみを力に変えるべきだと強く思います。

愛は“手”です。私たちの手を差し伸べ、被災された方々のために皆の力を合わせたいと思います。
この災難に遭ったのは、私たち全てです。一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。(alan)

●中国・四川大地震災害における義援活動について(楽曲試聴・配信・alanからのメッセージ)
http://alan-web.jp/gien/index.html

●alanオフィシャルサイト
http://alan-web.jp/index.html
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