シンディ・ローパー、12年ぶりのヒット

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5月14日に発売となった新作『ブリング・ヤー・トゥー・ザ・ブリンク~究極ガール』が、12年ぶりともいえるスマッシュヒットを記録している。

この12年の間に、オリジナル・アルバムを含めベスト盤やセルフカバーなど5枚のアルバムをリリースしてきたシンディ・ローパー。そんな流れの中、2008年頭からTVCMで「セット・ユア・ハート」が多くの人の耳に触れてきたことや来日での話題も功を奏し、新作の動きがすこぶる好調となっているのだ。

今週付けのオリコンチャートでは、新作『ブリング・ヤー・トゥー・ザ・ブリンク~究極ガール』は国内盤アルバムチャートで初登場17位、洋楽国内盤チャートでは4位にランクイン。さらに、5月9日~15日付の週間のラジオ・オンエアチャートで、リードシングル「セット・ユア・ハート」は洋楽1位をビシッと記録。

80年代にデビューアルバムを1600万枚売り上げ、シンディ一時代を築き、90年代には結婚&出産を経て、願うものすべてを手に入れてきたシンディ・ローパー。とはいえ、その後も自身の信念に従って音楽活動を続けてきた彼女である。そんなシンディ・ローパーが、ここにきて音楽シーンの真ん中に返り咲くという事実は、何とも素敵で夢心地のような体験だ。

54歳とは思えぬ、20年前と変わらぬ笑顔といでたちのシンディ。年齢を超越したかわいらしさとキュートな存在は、おそらく未来永劫変わらないシンディのアイコンなのだろう。秋にはツアー来日を控えているが、いつにも増して元気いっぱいにはじけている彼女の笑顔をひまわりの花のように味わうことができるに違いない。
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