クラシック『幻想』が、異例のブレイク

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サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のニューアルバム『ベルリオーズ:幻想交響曲』がオリコン輸入盤総合デイリーチャートで3位にランクインした。

1位Coldplay『Viva La Vida Or Death And His All Friends』、2位BECK『Modern Guilt』、そして3位がサイモン・ラトル&ベルリン・フィル『ベルリオーズ:幻想交響曲』。クラシックの新譜がロック/ポップス系大物と並んでチャート3位に輝くのは極めて異例といえる出来事だ。

8月18日に発売となったフランスの作曲家ベルリオーズによる『幻想交響曲』は、失恋した男の空想の世界が描かれたユニークな作品であり、実はクラシック界の隠れたヒット曲。7月には世界を代表する日本人指揮者小澤征爾氏もこの曲をリリースしたばかり。

通称『幻想』は、一言で言えば男のロマンが詰まったダイナミックでかっこいい音楽。作曲家ベルリオーズも生存中から大活躍をしていたアピール上手のできる男だった。まさに男気のある男が「かっこいい」と言われる今の時代にぴったりの音楽、大きく支持されている要因はそんなところになるのかもしれない。もちろんクラシックに興味のない人にとっても聴きがいのある音楽だ。

ちなみに2008年11月には映画『Trip to Asia』が公開となる。映画『Trip to Asia』は、サイモン・ラトルがベルリン・フィルハーモニーを携えて2005年のアジア6カ国を巡るツアーを追った音楽ドキュメンタリーだ。そして同時期には3年ぶりの来日公演を行なうサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団である、来日公演の4万円の高額チケットは毎回瞬く間に売り切れ、プラチナチケットと化しているのが現実な中、2008年の盛り上がりはこれまでに増して壮絶なものになることだろう。

世界最高のラトル&ベルリン・フィルによる『ベルリオーズ:幻想交響曲』は、クラシック界に大きなブームを巻き起こすエポックな作品として、まさに一触即発の状況なのである。

なお、『ベルリオーズ:幻想交響曲』の日本盤は、幻想の第1楽章と第2楽章のレコーディング映像がCD-EXTRAとしてボーナス収録される。高音質CD「HQCD」での初回限定発売も予定されている。

■サイモン・ラトル公式サイト
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