日英ハーフの極美女シンガー、MiChi。祝メジャー・デビュー特集

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――そういうとこでMiChiも10代の一番多感な時期を過ごしたから、性格や考え方も影響されて。

「うん、見る目も心もオープンでいられるようになったんだと思う。だからその時期、向こうで生活できてよかったなって思うし、小さい頃の育ちが日本だから、日本の常識とか日本のいいところもわかるし。両方のいいところを経験できてよかったなって思ってる」

――うんうん。で……また話を音楽の方に戻すと、シンガーを本格的に目指すようになったのは?

「あのね、高校のとき友達とアコースティック・デュオを組んで歌ったりして、その頃から何となく、いつかシンガーになりたいって思い始めたの。だから友達にも『私、シンガーなるよ!』とか言ってて。なん(の根拠)もないのに(笑)。ただ、シンガーになるのってリスクが大きいし、実際どうやってなったらいいのかもわからなかったから、アートを学びながら、歌もできたらいいなとか思ってたの。で、アートの大学ももう決まってたのね。でも最後の最後で“ほんとは歌手になりたいのになんでこっちを選んでるんだろう? なんか違うやん!”と思って。大学をキャンセルして。とりあえずニュー・スタートを切りたいっていうのと、日本にしばらく行ってないっていうのもあったから、じゃあちょっと1年ぐらい日本に行ってくるわって。それで、東京でバイトとかしてたら、今一緒に曲を作ってるプロデューサーのT.O.Mの昔の相方に出会って、そこから……っていう感じです」

――じゃあそこからはもうトントン拍子で?

「全然っ!!(笑) ボイトレとか日本語で歌うレッスンとか始めたんだけど、それまで日本語で歌ったことがなかったから、すっごく難しくて。先生にも“ダメダメダメダメ”って言われ続けて、ヘコみまくりましたよ!(笑) もう何度イギリスに帰ろうと思ったかわからないぐらい。でもね、帰らなかったのは、やっぱり夢をあきらめたくなかったから」

――今回のデビュー・シングル「PROMiSE」の中にも、“人はなぜ夢をあきらめるの?”というフレーズが出てきますよね。

「うん。この詞はMiChiがずっと思ってたことを素直に書いたんだけど。夢はあるけど恐くて追いかけられないとか、あるじゃない? 本当はこっちの道に行きたいんだけど、リスクが大きいから安定した方を選んじゃうとか。もちろんその人がそれでいいならいいと思う。けど、心の中で“でも……”とか思ってるなら、あきらめないでやってみれば? 頑張ろうよ!って言いたかったの。だからこれは自分にも歌いつつ、みんなにも歌ってる曲。応援歌っていうの? そういうエネルギーのあるものにしたいなと思って」

――前にインディーズで出した曲はほとんど英詞だったけど、これは日本語が多く使われてますね?

「やっぱりね、伝えたいことがあるし、わかってほしいし、そのためには日本語で書きたいなと思ってトライしたの。すごく難しかったけど」

――日本語で詞を書くのは苦戦した?

「気持ちを伝えるのはやっぱり英語の方がラクだし、しかも英語の方が音に乗りやすいですからね。でも思ってることを素直に書いていったら、ちょっとずつできるようになってきて」

――実際この曲を聴いてて、MiChiの想いがしっかり伝わってきました。それで思ったのは、こういうエレクトロ系のダンス・ミュージックって、ともすればノリ重視になりがちだけど、MiChiの曲にはちゃんとメッセージが込められてるんだなって。

「そう! そこはMiChiもすごいこだわってるところで。ダンス・ミュージックってほんと、ノリだけのものが多いと思うのね。みんなでイエ~!ってノれればそれでいい、みたいな。で、メッセージを伝えたいんだったら、もうちょっとスローテンポなものにしなくちゃとか。でもMiChiはテンポとか関係なく、やっぱりちゃんとメッセージを伝えていきたいと思ってるし、今回この「PROMiSE」でそういうものができたと思ってる。だからこの曲を聴いてくれた人にMiChiの想いが伝わるといいなぁと思ってます」

――今、メジャー・デビューというスタートに際して、自分自身に対する新たな“PROMISE”って何かありますか?

「なんかね、変わりたくないっていうか。歌手としてサクセスしたとしても、これまで一緒に頑張ってくれた周りの人たちとか、支えてくれた人たちに対する感謝の気持ちは絶対に忘れたくない。そこは変わりたくないし、変わっちゃアカン!と思ってる」

――では、ファンの人たちへ向けての“PROMISE”は?

「ファンの人たちとは、ハッピーなときもダウンなときも、曲を通じて一緒に頑張っていけたらいいなって思ってる。だから、これからもそう思える曲を一生懸命作っていきます!……っていうのが、みんなへ向けたPROMISE!」

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