増田勇一のNY取材日記(2)

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▲到着しました、聖地マジソンに。現地の人たちは“ザ・ガーデン”と呼びます。
11月12日。前夜それなりに深酒したことで熟睡できたため、朝から妙に元気。そしてまずは出発前に書き終えることができなかった、いくつかの原稿を仕上げて日本の某誌編集部に向けて送信。便利な世の中になったものだと思う。昔、原稿用紙に手書きで書いてた時代には、ホテルからFAXを何枚も送らなければならず、その請求額に蒼ざめたようなことも多々あったものだ。

この日の夜は、マジソン・スクエア・ガーデン(以下MSG)でAC/DCのライヴ。ただし、会場には身軽な状態で行きたいし、大きなカバンを持っていたりすると入場時の荷物チェックが面倒だったりもするので、夕方にならないうちに会場へ。目的はマーチャンダイズの購入。案の定、先行販売されていて、いち早く最新Tシャツなどを入手することができた。僕と同じような考えのファンは少なくなく、まだ開演まで数時間あるというのにMSGの周辺にはひと目でAC/DCファンとわかる人たちがたくさんいて、早くも奇声をあげたり大声で歌っていたりする。今夜は果たしてどんなことになるのだろう?

その後、ホテルに戻る途中にヴァージン・メガストアのタイムズスクエア店をのぞいてみる。すると、DIR EN GREYの『UROBOROS』が、昨夜のぞいたユニオンスクエア店よりもずっと派手にディスプレイされているではないか! なんと、メタルの新譜コーナーでは最上段に置いてあるし、いわゆる強力新譜コーナーにも置かれている。そんな光景に感動して、すでに日本盤を持っているのに、ついなんとなくアメリカ盤を購入してしまう自分がいた。

増田勇一

▲気が遠くなるようなTシャツの種類の豊富さ。次回のクレジットカード請求が怖い。

▲こんなふうにメタル・コーナーにしっかりと陳列されているかと思えば……

▲なんと強力新譜コーナーではジョン・レジェンドと並んでたりして。
この光景は日本のCDショップでもなかなか見られないかも。
おそるべし、『UROBOROS』!

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