マイケル・ジャクソンのプロモーター、公演実現の裏話を語る

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マイケル・ジャクソンに復帰を諭したプロモーターが、その裏話を語った。ツアーのオファーは2度ほど断られたものの、マイケルは3度目にしてようやく首を縦に振ったという。

莫大な負債を抱えているといわれるマイケルだけに、「金のため?」との声もささやかれるが、AEG Liveの最高責任者ランディ・フィリップスは『Telegraph』紙のインタヴューでこう反論している。

「マイケルの懐具合については、事実より大げさに言いふらされている。彼には率直に“なんで今、イエスなんだ。金のためか?"って訊いたよ。そしたら“もう子供たちが大きくなったからね"って言われた」

先週金曜日(3月13日)に発売された50公演のチケット75万枚は5時間で売り切れ。プレセールス分とあわせ総計115万人を動員する世紀の一大イベントになるが、AEG Liveもお金のために企画したわけではなく、大きなリスクを背負っているという。健康状態が懸念されるマイケルだけに公演をキャンセルする可能性がないわけでもないが、AEG Liveは保険をかけさせてくれる会社を探すのに四苦八苦している状態だという。

しかし、フィリップスは「ネットではいろんな噂が流れているが、マイケルはすこぶる健康」であり、万が一、彼が怖気づいた場合「かついででも、彼をステージに上げる」と気炎を揚げている。「リスクを背負う価値はある」そうだ。

またフィリップスは、マイケル個人について「噂されるような変人ではなく、子供のために尽くす親」であり、スーパー・スターであるものの「自信があるタイプではない」と話している。

マイケルのロンドン復帰コンサート<This Is It>は7月8日スタート。2010年2月24日までに50公演が開かれる。

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Ako Suzuki, London
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