大手競売会社クリスティーズが来月オークションにかけることを発表したボブ・ディランの手書きの詩が、ディラン・オリジナルの作品ではなく、カナダのカントリー歌手、故ハンク・スノウの曲の歌詞であったことが判明した。

当初、詩は1957年、16歳のディランがサマー・キャンプに参加したときに作ったものと見られていた。「Little Buddy」とのタイトルで、殺された少年の犬について書かれており、詩の下にはディランの本名ロバート・ジマーマンの署名が入っている。

現存するディランの詩で最も古いものとみられていたが、クリスティーズは水曜日(5月20日)、「言葉は、ハンク・スノウの歌詞を改訂したものだった」との声明を発表した。一般の読者から指摘を受けたロイター通信がスノウの曲を発見し、クリスティーズに連絡を入れたといわれている。

ディランはこの詞をサマー・キャンプの新聞「Herzl Herald」に寄稿した。編集者が50年以上に渡りその手書きの原稿を保管していたが、プロジェクトの資金を調達するため売却することに決めたそうだ。

詩は当初、最高1万5,000ドルの値がつくのではないかともいわれていたが、これにより多少値が下がるのは避けられそうにない。

Ako Suzuki, London