MiChi、ニュージェネレーションのポップアイコン“MiChi”の快心1stフルアルバム『UP TO YOU』リリース大特集

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MiChi

J-POP界に衝撃を与えたメジャー・デビュー・シングル「PROMiSE」をはじめ、すべてのヒットシングルや人気曲を収録 1stフルアルバム『UP TO YOU』リリース大特集

「誰かのために何かをやるっていうのは、自己満足かもしれないけど、すごいパワーになると思う」

MiChiが書く歌詞は、どれも奥行きがあって深い。なかでも今回のタイトルチューン「UP TO YOU」は、生きていく上でのヒントや答えが詰まっていて、深いし、心動かされました。

MiChi:自分でもこの曲には言いたいことが詰まってるなと思ってて。例えば「ChaNge the WoRLd」でも言ってた“考え方ひとつで世界は変えられるんだよ”とか、「UP TO YOU」で言っていた“ダラダラしてても何も変わらない、ハッピーなことは自分で引き寄せてるし、ネガティブなことも自分で引き寄せてるんだよ”とか。“誰かのために何かをやることが本当の幸せなんじゃないのかな?”とか。

そういうのは実体験から導き出した答え?

MiChi:はい。実際ネガティブになってダラダラしてた時もあったし。なんか、いくら頑張ろうと思っても頑張れない時とかあるじゃないですか。そういう時って、自分のために頑張ろうと思っても限界があると思うんですよ。でも、誰かのことを考えたら頑張れるから。

私がすごいと思ったのはね、そこ。普通ネガティブになってる時って、自分がアガるためにはどうしたらいいだろうって、自分のことしか考えられないと思うんだけど、MiChiは“誰かのために何かをやることが自分の幸せにもつながる”って歌ってるでしょ? 20代前半でその考えに到達してるのはすごいなぁって。

MiChi:でも今歌ってるのも、結局はそういうことなんですよね。誰かを元気にしたいからこういう歌詞を書いてるし。例えばお母さんを楽させたいとか、夢をあきらめかけた時に支えてくれた友達がいて、その人達に何かを返したいとか、待っててくれてるファンの人達に想いを届けたいとか。そういうのがなかったら、私は今ごろ、田舎で静かに暮らしてるかもしれない。おばあちゃんみたいなこと言うけど(笑)、本当にそう。もちろん最初はね、ただ、シンガーになりたいとか、いろんな服を着たいっていうことだけだったかもしれない。でもやっぱり、それだけじゃやり続けられない。誰かのために何かをやるっていうのは、自己満足かもしれないけど、すごいパワーになると思うんですよ。例えば誕生日に誰かに何か小さいことをしてあげて、それを喜んでもらえたら、自分もうれしいし、笑顔になれるでしょ?

確かにね。自分のしたことが相手をハッピーにしたと思ったら、自分も幸せな気持ちになれるよね。

MiChi:そうそう。誰かのためにっていうのが、実は自分のパワーにもなるんだよね。だから、すべては“UP TO YOU”あなた次第。だけど、もし自分のために頑張れない時は、誰かのために何かしようよって、そう言いたかったの。で私自身、これまで大切な人達の言葉に助けられたりしたけど、MiChiも“あの時、あの言葉で助けられた”って言ってもらえる存在になれたらなって思うし、自分が死ぬ時にそう思ってくれる人がいっぱいいたらいいなって。

「“MiChiはこういう人です”って、トータル的にもMiChiのイントロダクションみたいなアルバムになったと思うんです」

それこそ、この『UP TO YOU』を聴いて助けられた、あのアルバムが支えになったって思う人がいっぱい出てくると思いますよ。

MiChi:だったらいいなぁ。でも最初にも言ったけど、本当に自信を持って“いいですよ、聴いてください!”って言えるものになったし、すごく感情を揺さぶる……アゲてくれたり、ちょっと落としてくれたり、考えさせられたり、いろんな感情を引き出してくれるものになったと思うんです。しかも1曲1曲、深いメッセージも歌詞に込めてあるから、その意味を考えながら聴いてくれたら、より深いものに感じてもらえるんじゃないかなって。

うんうん。

MiChi:で今回は、曲だけじゃなくて、MiChiの文章が入ってたり、絵が入ってたり、写真集みたいにいろんな写真も入ってて。“MiChiはこういう人です”って、トータル的にもMiChiのイントロダクションみたいなアルバムになったと思うんです。だからぜひこれを手にとって、MiChiがなぜ歌ってるのかとか、知ってもらえたらなぁって思います。

そして、そんな快心作を引っ提げて、11月には東名阪でのワンマンツアーも決定してるんですよね。

MiChi:はい。具体的な内容はこれからだけど、「YOU」ではピアノ弾き語りをやったり、「Oh Oh...」では自分でギターを弾いたりとか、歌うだけじゃなく楽器もやりたいなって思っています。なので、楽しいライヴになるはず。ただ……最近ピアノを弾いてなかったので、練習しなきゃ(笑)。頑張ります!

取材・文●赤木まみ

 
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