年末恒例<JACK IN THE BOX>、豪華セッションでは名曲カヴァーも続々

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そろそろ中盤に差し掛かってきたが、オーディエンスのテンションは疲れ知らず。ネクスト・アクトのギルガメッシュの名がコールされても大歓声。これまでこのイヴェントでは特攻隊長的な早い時間帯への出演が多かった彼ら。満を持して、夕刻の登場となった。暗闇の中で光が明滅すると、ハンドクラップが巻き起こる。1曲目の「bit crash」では火がゴウゴウと立ち昇る中、猛々しいコーラスが響き渡る。Яyo(Dr)が両手を挙げ、左迅(Vo)が「盛り上がって行こうか!」と叫ぶと、「DIRTY STORY」へ突入。客席もいっせいにコブシを振り上げる。弐(G)はステージのギリギリまで出てきて弾き上げ、愁(B)はバックスタンドに向かってコーラス。さらに、キャッチーな「evolution」と続き、最後は「arrow」で、メロウに締め。12月にリリースしたばかりのアルバム『NOW』からの楽曲をたっぷり披露した、若獅子のような彼らの今を脳裏に焼き付けられたライヴだった。

次は暗転された中、映像が流れ出すとピンクのサイリウムと歓声で武道館が染まる。そう、TETSUYAの登場だ。1曲目は、「JACK IN THE BOX 2009 SUMMER」でも披露した「New Song(untitled)」。きらめくイントロと共にピンクのスカーフをはためかせながら飛び出してきたTETSUYA。さっそく水鉄砲を客席に向けて、女子のハートを撃ち抜く。そして自らピンクのタオルをクルクル回しながらはじまったのは、「Roulette」。オーディエンスも、ハンドクラップしたり、タオルを回したりして、ポップな楽曲をさらに色付けていく。そして「こんばんは、TETSUYAです!」と挨拶し、「TIGHTROPE~SCARECROW」へ。さらに「lonely girl」では、無数の銀テープが飛び出して、楽曲の輝きを後押し。ギターソロでは、中村佳嗣(G)の肩を抱き寄せて、ステージ前方へ誘う一幕も。ラストはしっとりと「15 1/2フィフティーンハーフ」。「ありがとう!まったねー!」と言葉を残して、拍手しながらステージを降りていった。
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