ステージとの伝送劣化を最小限に抑えるコンソール「M7CL-48ES」

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ヤマハは、プロフェッショナルオーディオ機器の新製品として、ライブコンサート・ホール音響設備向けのデジタルミキシングコンソール「M7CL-48ES」を2010年2月25日より発売する。先進的で高音質なステージボックスソリューションを簡単に実現できる「M7CL」シリーズの新しいラインアップで、合計3系統のEtherSound端子を備える。また、既発売のM7CLシリーズについてはファームウェアのアップデートが開始された。

デジタルミキシングコンソール「M7CL」シリーズは、大型液晶タッチパネルや常に同じ位置でミキシングに集中できる操作スタイル「Centralogic」による直感的な操作性と高い性能で、世界中のホール・劇場、ライブツアー、ライブハウスなどで好評を得ている製品。その最新モデルが「M7CL-48ES」だ。「M7CL-48ES」はステージボックス「SB168-ES」(既発売)との組み合わせを前提に設計されたモデルで、従来機種である「M7CL-48」の48チャンネルの入力ヘッドアンプの代わりにEtherSound端子を搭載したもの。この端子には「SB168-ES」を最大3台まで接続でき、複雑な設定の必要もないため、アナログ音声の伝送劣化を最小限に抑えたステージボックスソリューションを簡単に実現できるようになっている。

オリジナルの「M7CL-48」では48チャンネルのアナログ入力を搭載していたのに対し、「M7CL-48ES」では合計3系統のEtherSound端子を搭載。そのうちの2系統は、ステージボックス「SB168-ES」を最大3台接続する目的で使用し、3つ目のEtherSound端子には、EtherSoundネットワークを監視するコンピューターを接続することができる。また、「SB168-ES」とはネットワークケーブル1本で接続できるため、ステージ上の数多くのアナログ接続をシンプルにし、アナログ音声の伝送劣化とセッティングの労力を最小限にすることが可能だ。 このほか、AUTO CONFIGURE機能による自動設定、OMNI IN/OUT端子を使ったアナログインサートといったセッティングの簡便性・柔軟性も特徴だ。

このほか、「M7CL-48ES」の発売に合わせて、「M7CL」シリーズのファームウェアがVersion3へとアップデートされた。「M7CL Version3」は、各国のユーザーから特に要望の強かった機能を追加した新バージョン。ヤマハプロオーディオサイトからダウンロードすることで、無償バージョンアップが可能となっている。

◆デジタルミキシングコンソール M7CL-48ES
価格:2,100,000円
発売日:2010年2月25日

◆M7CL 製品詳細ページ
◆ヤマハ

◆BARKS 楽器チャンネル
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