寺井尚子、文部科学大臣新人賞受賞

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文化庁が主催する、文化・芸術の分野で、その年に際立った業績を上げ、新生面を開いた者を顕彰する「芸術選奨」。本日各賞の受賞者が発表され、ジャズ・ヴァイオリニストの寺井尚子が「文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)」を受賞することとなった。

◆寺井尚子画像

文化庁のホームページに発表された受賞理由は次の通り。

「4歳からヴァイオリンを始めたという寺井尚子氏は、平成十年に初リーダー・アルバムを出して以来、ジャズ・ヴァイオリニストとしてエネルギッシュに活動。日本のみならず、海外の有名アーティストとも数多くのライブ活動とCDを残し、日本ジャズ・ディスク大賞を始めビッグな賞を受賞。ブームともいえる活動をジャズ界に呈し、平成21年もCD「アダージョ」の発表等優れた成果を示して、今後のよりスケールの大きな活躍を期待させた。」

同賞は2009年度は椎名林檎が受賞している。

寺井尚子は世界的にも珍しいジャズ・ヴァイオリニストとして1988年にプロ・デビュー。情熱的な演奏スタイルで、ライブ活動、アルバム・リリースと積極的な活動を行ない、2008年には、日本のジャズ界最高の栄誉とされ、日本のジャズに最も大きく貢献した人に対し贈られる、スイングジャーナル社主催の「南里文雄賞」(第33回)を受賞。今や名実共に日本を代表するジャズ・ミュージシャンとしての不動の地位を確立した。

現在でも年間100本を超えるコンサート活動を行ない、その一方で「金鳥の渦巻」(KINCHO)8代目のキャラクターを務めテレビCMに出演するなど、活動の幅を更に広げているが、踊るような軽やかなステップで躍動感溢れるステージを披露するその様は、ジャズ・ファンからヴァイオリンを学ぶ子供たちまで、幅広い多くのファンを獲得している。

今回の受賞に関し寺井は「身の引き締まる思いです。この賞を励みに、初心を忘れず精進いたします。本当にありがとうございます」と、その喜びを表現していた。

寺井尚子は、2月24日に初のスタンダード集となるアルバム『マイ・ソング』をリリース。「枯葉」「スイングがなければ」「アイ・ガット・リズム」などの有名曲を寺井流の官能的なヴァイオリン・サウンドにアレンジしたアルバムを発表しており、更に、このアルバムを受けての<寺井尚子“マイ・ソング”ツアー 2010>を3月21日の東京池袋東京芸術劇場中ホールからスタート。名古屋、大阪、仙台などをまわるほか、フェスティバル出演、単独公演など、2010年の精力的な公演活動が予定されている。

<寺井尚子“マイ・ソング”ツアー 2010>
3月21日(日)池袋東京芸術劇場 中ホール
3月28日(日)~29日(月)名古屋名古屋ブルーノート
4月23日(金)~24日(土)大阪ビルボードライブ大阪
4月25日(日)仙台仙台市民会館 小ホール
◆チケット詳細&購入ページ
◆寺井尚子オフィシャルサイト
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