[クロスビート取材こぼれ話] デッド・ウェザー

インタビューは東京公演の当日、宿泊先にて敢行。ステージでのド迫力が嘘のように、4人とも穏やかで生真面目な音楽人間という印象だ。一問一問を熟考して全力で返すジャックに遠慮してか、序盤は口数が少なめなアリソンだったが、いざキルズの話題になるとニコニコして語り始めた。
「短期間でスパッと終わるデッド・ウェザーのレコーディングと比べて、キルズは時間がかかりそうですよね?」という問いにアリソンは、「ええ、マジで長いわよ(笑)。出来上がったものを一回スクラップして、ゼロから作り直すこともザラね。1曲で20テイク越えとかしょっちゅうだし…とにかく時間は物凄くかかるわ。最初にジェイミー(・ヒンス)がドラムを叩いてた頃は、全然楽勝だったのよ。それがドラム・マシーンを手に入れて曲ごとにセッティングを変えるようになってから、突然、物事が複雑になっちゃって…」と、遠い目をする始末。そんなキルズも着々とニュー・アルバムの制作が進んでおり、デッド・ウェザーのツアーが終わり次第スタジオに戻るそうだ。

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