<YOSHIKI基金設立パーティー>に見せた、YOSHIKI復活の狼煙

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アメリカ現地7月1日(日本時間7月2日)に、ロサンゼルスにて<YOSHIKI基金設立パーティー>が開催され、X JAPANのパフォーマンスも披露された。

◆X JAPAN画像@ロサンゼルスCLUB NOKIA

7月1日ロサンゼルス時間20時、ダウンタウンにあるCLUB NOKIAにて開催となったのは、YOSHIKI自ら設立した「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」のキックオフパーティーだった。

「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」設立にあたり、GRAMMY FOUNDATION、St.Vincent Meals on Wheels、Make-A-Wish of Americaそれぞれに、YOSHIKI自らが寄付を行なった。このパーティーには、グラミー会長のニール・ポートナム氏をはじめ、マーベルコミック創立者であるスタンリー氏らが訪れており、スタンリー氏はYOSHIKIとの親交について紹介するとともに、2人の間にあるプロジェクトが進行中である事を明らかにした。ちなみにスタンリー氏は、X JAPANの新しいミュージックビデオへの出演も果たしたようだ。このビデオの監督は、YOSHIKI自らが務めているものである。

その後、会場ではX JAPANのパフォーマンスが公開された。全米中から駆けつけた約2000人を超えるXファンが会場を埋め尽くし、そこで始めて披露されたのが、新曲「Born to be free」であった。なんとこの日は「Born to be free」を4回演奏したという。最後はオーディエンスも歌詞を覚え、大合唱となったようだ。

その後のYOSHIKIの一言が、実にパンチが効いている。

「ドラムを叩きすぎて首が痛い!」──YOSHIKI

どうだ、このコメント。YOSHIKIらしいじゃないか。これぞ、YOSHIKIがYOSHIKIとして完全復活の狼煙を上げている証である。5月末に硬膜外注射を処置した経緯もあり、物理的な完全復活の具合は、実のところYOSHIKI以外にはわからない。順調な回復を見せていると信じているが、本当のところはYOSHIKIは誰にも明かさないだろう。

しかし、X JAPANを羽ばたかせ世界中のファンに期待以上のパフォーマンスを提示するまでのコンディションは確保したという自信の表れこそが、「首が痛い!」という発言を生んだはずなのだ。変な話だが、全力で向かうYOSHIKIであれば、首のひとつも痛くなって当然じゃないか。それでいいのだ(良くないが…)。この発言から読み取れるのは、首へのケアを二の次にしてドラミングに集中するYOSHIKIが、今そこにいるということだ。

8月8日シカゴ グランドパークで開催となるロック・フェス<ロラパルーザ 2010>、そして8月14日&15日の日産スタジアムライブを控え、X JAPANの新たな咆哮が聞こえ始めてきた。レコーディングも進んでいることだろう。あらたな時代の幕開け、その気配が近づいてきているようだ。We are X!
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