スタインバーグからUSBオーディオ2機種、Cubase Essential付属の「CI2+」&1万円以下の「CI1」

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ヤマハは、100%子会社であるSteinberg Media Technologies GmbHとの共同開発によるスタインバーグブランドのオーディオインターフェイスと音楽制作ソフトウェアのパッケージ商品、USBオーディオインターフェイス「CI1」(シー アイ ワン)および「CI2+」(シー アイ ツー プラス)を8月2日より発売する。

「CI1」「CI2+」は、ソフトウェアを同梱し手軽に録音や音楽制作が始められるUSB接続のオーディオインターフェイス。マイク、ギター、ラインといった多彩な入力ソースに対応したステレオ入出力を備え、コンパクトかつ高いデザイン性を実現し可搬性にも優れたモデルだ。スタインバーグからは2009年に「CI2」というCubaseシリーズのコントロール機能を備えたモデルが発売されているが、今回の「CI2+」はその上位版にあたり、ソフトウェアをグレードアップ、コントロールボタンを追加したモデル。一方の「CI1」は下位モデルでCubaseのコントロール機能を廃し、1万円以下という低価格を実現したモデルだ。オーディオインターフェイスとしての機能はいずれも「CI2」と同様だ。

●CI1

「CI2+」や「CI2」と同様に、XLR(キャノン)/フォーンの両プラグに対応する、コンボジャック仕様の2系統の入力端子と高品位なマイクプリアンプを搭載。+48Vファンタム電源を装備しているため、ダイナミックマイクだけでなくコンデンサーマイクも最大で2本同時に使用可能。さらに入力端子1にはハイインピーダンス切り替えスイッチを備え、エレキギターやベースをダイレクトに接続可能だ。「Cubase」のコントロール機能はないが、ソフトを選ばず汎用的に使えるオーディオインターフェイスとして非常に低価格で購入できるというメリットがある。

付属ソフトは初心者向けの「Sequel LE」と「WaveLab LE」の2本。いずれも本機へのバンドルで初登場となるソフトで、Windows、Mac両方に対応する。インターネットを介したアクティベーションは不要で、初心者でも導入でつまづく心配がないのはうれしいところ。

「Sequel LE」は、「CI1」のために新開発された音楽制作ソフトウェア「Sequel 2」の特別バージョン。コンピューターでの音楽制作を初めて行なう人のために、必要な機能、音素材を厳選して搭載しているのがポイント。録音や編集、エフェクト、ミキシング、ループを使ったパフォーマンスなど一通りの作業が行える。製品版の「Sequel 2」同様、オプションの追加音素材「Sequel Content Sets」も利用可能。また、「Sequel LE」で作成したプロジェクトファイルは、製品版の「Sequel 2」とファイル互換性がありるので、安心して「Sequel 2」へアップグレードできる。

レコードやカセットテープ音源のデジタル化に便利なのが、「WaveLab LE」。オーディオ素材の編集やマスタリング用のソフトウェア「WaveLab」シリーズの特別バージョンで、オーディオの録音、編集、マスタリングなど数ある機能の中からエントリー向けに必要な機能を厳選して搭載する。CDクオリティのオーディオ素材を2トラックで編集できるだけでなく、スタインバーグ社の音楽制作ソフトウェア「Cubase」から移植した実用的なVSTエフェクトを10種類以上搭載。また、Podcast機能により、音楽や録音した音声をインターネット上で共有することも可能。多彩なオーディオフォーマットにも対応する。「WaveLab」はこれまでWindows版しかなかったが、今回のバージョンよりMacにも対応。なお、製品版の最新バージョンとなる「WaveLab 7」は今秋~冬にかけて登場予定とのこと。

●CI2+

オーディオインターフェイスとしての機能は「CI1」「CI2+」と同様。XLR/フォーン両対応のコンボジャック2系統入力と高品位なマイクプリ搭載、ファンタム電源やギター/ベースのダイレクト接続に対応する。

注目すべきは「Cubase」シリーズとの親和性の高さ。ドライバがインストールされていれば、「CI2+」をパソコンにUSB接続するだけで「AI Functions」が機能し、自動的に接続設定が行われる(Cubaseシリーズのバージョン5.1.1以上)。本体右側に用意されたボタン類でダイレクトな操作が可能なのもポイント。「AIノブ」は、「ポイント アンド コントロール」を実現する高精度コントローラー。視線を正面モニターから離さずに、右手でマウス、左手で「AIノブ」を操作する新しいワークスタイルを提案する。マウスポインターを「Cubase」の編集画面上のパラメーターに合わせれば、自動的にそのパラメーターが「AIノブ」に割り当てられるため、素早く正確にそのパラメーターをコントロール可能だ。また、フロントパネル右下の「アクションパッド」を押すことで、最大6つのレコーディングに関わるトランスポートコマンド(録音、再生、停止など)を順に実行することができ、録音プロセスの一連の操作が簡単に行える。操作の流れのテンプレートが用意されているほか、多くのトランスポートコマンドの選択肢の中からオリジナルの設定も可能。フットスイッチ「FC5」(別売)を利用すれば、楽器から手を離さずに“ハンズフリー”で録音プロセスの一連の操作が可能だ。

AIノブ、アクションパッドといった「CI2」で好評のコントローラーに加え、「CI2+」では新たに「Cubase」のトランスポートコントローラーボタンを4つ搭載。[PLAY/STOP]ボタン、[REC]ボタン、[PREVIOUS]ボタン、[NEXT]ボタンを用いて、再生/停止、録音、巻き戻し、早送りといった操作が可能だ。また、アクションパッドによるインタラクティブレコーディング機能との併用も可能となっている。

同梱ソフトの豪華さも「CI2+」の大きな魅力。単体パッケージで販売されている「Cubase Essential 5」が付属するのだ。フラッグシップグレード「Cubase 5」と同じ高音質オーディオエンジンを搭載し、作曲、レコーディング、ミキシング、ポッドキャストなどに必要不可欠な機能をコンパクトにまとめて実装。ピッチ補正を行う「Pitch Correct」、リズムパートを即座に作成できる「Beat Designer」、VSTインストゥルメント「HALion ONE」、「Prologue」といった多彩なプラグインを満載。上位グレードから魅力的な機能を多数受け継ぎ、クリエイティブな音楽制作を実現する最新鋭のDAWソフトウェアとなっている。

「Cubase Essential 5」単体ソフトウェアの実勢価格は24,800円程度、これを同梱した「CI2+」の実勢価格は34,800円程度ということなので、Cubaseシリーズへのエントリーにはまたとないパッケージといえる。

◆CI1
価格:オープンプライス(市場予想価格 9,980円)
発売日:2010年8月2日

◆CI2+
価格:オープンプライス(市場予想価格 34,980円)
発売日:2010年8月2日

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