<つるロックフェス2010>、「また来年も来てくれる?」

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つるの剛士プロデュースによる野外フェスティバル<つるロックフェス2010>が8月11日、神奈川県逗子市・リビエラ逗子マリーナで行なわれた。オフィシャルライブレポートが到着したので、そのままご紹介しよう。

◆<つるロックフェス2010>画像

<つるロックフェス>はつるのが深夜ラジオのパーソナリティを務めていた時代に、都内のライブハウスで行なわれていたイベント。過去に5回開催されたが、会場を野外に移し約5年ぶりに復活することとなった。今回はつるの剛士のほか、THE BOOMや東京スカパラダイスオーケストラ、ザ・クロマニヨンズ、MONGOL800など、つるのと交流のあるアーティストを中心に計14組が出演。会場にはメインステージとプールステージの2つのステージが用意され、真夏のリゾート地で約5,000人の観客を前に熱い競演を繰り広げた。

オープニングアクトのELECTRIC EEL SHOCKが怒濤のメタルナンバーで会場をあたためた後、いよいよつるの剛士が登場。ステージから観た景色に「最高!」を連呼し、「台風4号、あばよ! 晴れたよ!」と天候に恵まれたことを喜んだ。ライブでは9月15日リリースのニューシングル「メダリスト」や、この秋に発売予定のオリジナルアルバムからの新曲などを披露。最後にはELECTRIC EEL SHOCKのAKI(Vo、G)がゲスト参加し、この秋にタワーレコード限定で発売予定のシングルからELECTRIC EEL SHOCKとのコラボナンバー「Two weeks to death」を爆音で演奏した。なお、このシングルにはthe pillowsとのコラボ曲も収録予定。こちらの続報も気になるところだ。

この後も、メインステージではサンボマスターやSOIL & "PIMP" SESSIONS、ギターウルフが、プールステージでは鶴やBEATISM.JP、KOHEI JAPANがそれぞれのスタイルでパフォーマンス。そんな中、つるのはプールステージの各ライブにゲスト出演し、各アーティストと競演していった。

さらに、つるのは東京スカパラダイスオーケストラのライブにも登場。谷中敦の「今年の夏、1回しかやらない曲をやります」というMCに続いて、6月にシングルリリースされたコラボ曲「夏のわすれもの feat. 東京スカパラダイスオーケストラ」を、観客の前で初演奏した。

フェス後半戦は曽我部恵一BAND、シケイダスのライブからスタート。謎のセミメタルバンド・シケイダスは独特な“セミ語”によるMCと、ラウドなメタルナンバーでプールステージに集まった観客を沸かせた。

ザ・クロマニヨンズ、MONGOL800によるパワフルなパフォーマンスを経て、ついにこの日最後のアクトTHE BOOMが登場。着流しを身につけ三線を持った宮沢和史(Vo)が「逗子ーっ!」と観客を煽ると、バンドは「いいあんべえ」「島唄」などといった沖縄テイストの楽曲を次々と演奏していった。

アンコールでは宮沢のかけ声により、つるのがステージに再登場。つるのは感極まったのかすでに号泣状態で、「最初に<つるロックフェス>を始めた頃はいつかこんな場所で、こんなアーティストたちと、こんなお客さんを迎えてやりたいなと思っていたけど、本当にできました!」と改めて出演者や観客、フェスに携わったスタッフに向けて感謝の言葉を贈った。そして、バックヤードにまだ残っていたアーティストもステージに迎えて、最後のナンバー「風になりたい」を全員で合唱。ピースフルな歌と演奏は、夜風が吹き過ごしやすくなった逗子を華麗に彩り、<つるロックフェス2010>は大成功のうちに幕を閉じた。つるのは最後に「また来年も来てくれる?」と観客に呼びかけたが、ぜひこんな素敵なシチュエーションで、最高のアーティストたちが集まった<つるロックフェス>の継続に期待したいところだ。

文・西廣智一

<つるロックフェス2010>
2010年8月11日(水)
@神奈川県 逗子市リビエラ逗子マリーナ
OPEN 10:30 / START 12:00
出演者:ギターウルフ / ザ・クロマニヨンズ / THE BOOM / 東京スカパラダイスオーケストラ / MONGOL800 / Electric Eel Shock / KOHEI JAPAN / SOIL & "PIMP" SESSIONS / 曽我部恵一BAND / 鶴 / つるの剛士 / BEATISM.JP /シケイダス and more
前売り / 6900円(プール利用料込)
タイムテーブル:http://www.tsururockfes.com/time.html
◆つるの剛士オフィシャルブログ
◆つるロックフェス・オフィシャルサイト
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