ブライアン・メイ「ハリネズミを巻き込むな!」

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11月5日の英国はガイ・フォークス・ナイト(別名ボンファイアー・ナイト)。ガイ・フォークスが1605年に仕掛けた火薬陰謀事件にちなみ、英国中のそこかしこで花火が上がる。市や団体が主催する大掛かりな花火大会だけでなく、個人で庭や草原で花火を上げたり、かがり火を焚く人も多いが、ブライアン・メイは「くれぐれも、ハリネズミを巻き込まないように」と注意を呼びかけている。

ハリネズミを救うために動物愛護団体へ寄付したこともあるブライアン・メイがオフィシャル・サイト(Brianmay.com)に掲載したメッセージには“Reminder (再度の告知)”とあるので、毎年この時期に警告を発しているのかもしれない。

「もし、ボンファイアーのために枝や空き箱を集めているところだったら、それらを実際、かがり火が焚かれるところには置かないで欲しい。ちょうどこの時期、小さな野性のハリネズミは、冬眠するための住みかを探しているところだ。彼らは、かがり火のために集められた枝の山がそれにピッタリだと勘違いしてしまう。このことは見過ごされがちだ。だから! 気をつけて欲しい。どちらにしろ、そういうのは燃やす当日に用意したほうがいいんだ…。彼らハリネズミに安全な場所へ逃げる時間を与えてあげてくれ!」

ブライアン・メイの最近のメッセージはこのほか、キツネ狩り反対やアナグマ救済など動物愛護に関するものが目立つ。彼は先月、動物愛護活動の功績が認められ、世界最大級の動物保護団体International Fund For Animal Welfare(国際動物福祉基金)から表彰された。

Ako Suzuki, London
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