ヴァイオリニストSAYAKA、脅威の高音質を無料配信中

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ヴァイオリニストSAYAKAの24bit/96kHz高音質作品2曲が、無料ダウンロード公開されている。

◆SAYAKA『A Cuba』画像

これは、高品質音楽配信サイト「e-onkyo music」において、SAYAKAの最新アルバム『A Cuba』が11月17日(水)よりから配信開始になるにあたり、発売日前日まで行なわれる先行サービス企画だ。

SAYAKAは、桐朋学園大学を中退後にキューバ音楽に衝撃を受け、単身キューバへ乗り込み修行を積んだという経歴をもつヴァイオリニスト。その後ハバナでソロ・コンサートを開いたり、映画『ブエナビスタ・ソシアル・クラブ』の出演者エリアデス・オチョア(G)に招待を受けて国際ソン・フェスティバルに参加、キューバ国営放送、テレビで高く評価されたりと、キューバの息吹を全身で吸収した類稀なるヴァイオリニストとしてのキャリアを積んできた。また、世界的に活躍するキーボード奏者、ヤニーのツアーにソリストとしてアジア人初の大抜擢を受け、その演奏が絶賛されるなど世界的認知を受け、2009年に満を持して発表されたデビューアルバム『Palma Habanera』も大評判となったところだ。

それから約1年、11月17日に発表されるセカンド・アルバム『A Cuba(キューバへ)』は、音楽の宝庫キューバのロマンティシズムと情熱が溢れるSAYAKAのオリジナル・チューン、そしてキューバの人々が愛する楽曲を巧みに織り交ぜた充実の内容となった。メンバーはジャズ・ピアニストの大口純一郎(Pf)やオルケスタ・デ・ラ・ルスの創始者でありパーカッショニストの大儀見元といった百戦錬磨のプレイヤーに、フラメンコ・ギタリストの柴田亮太郎、ラテン音楽シーンを中心に活躍する小泉哲夫(B)など、互いに異なるフィールドで活躍する面々で、ジャズ、キューバン、フラメンコなどが融合した、いわばラテン・ミクスチャーが展開されている。前作同様のバンド編成だが、前作発表の後、キューバ公演などを経てさらにバンドとして磨きがかかってきたことを受け、SAYAKA名義ではなく、SAYAKA y su Palma Habanera(SAYAKA & Palma Habanera)というグループ名が冠されている点も興味深い。

前作同様プロデュースは、かつてマイルス・デイヴィスやハービー・ハンコック、渡辺貞夫、日野晧正などのビッグネームのプロデュースに多く携わった伊藤八十八が担当。伊藤八十八はかつてSACDの開発に携わったり、1970年代にはアナログ盤のダイレクト・カッティングなども行なうなど、高音質作品を多く世に送り出しているプロデューサーとしても知られている。現在、デジタル・オーディオがかつてのアナログに迫り、さらなる高音質を目指せる環境となり、24bit/96kHzという高品質で発売される本作には伊藤八十八ならではの音質面の考慮が多大に反映されていることは想像に難くない。

是非無料ダウンロードで、そのサウンドを確かめていただきたいところだ。


SAYAKA & Palma Habanera
『A Cuba』(24bit/96kHz)
2010年11月17日発売
1.A-La-La ※
2.Danza Loca ※
3.La Comparsa~Andaluza
4.Obatala
5.Cuba Linda
6.Mariposa
7.Caravan
8.Bilongo
9.Azul Melodioso
※2010年11月16日まで、e-onkyo musicにて無料ダウンロード
◆SAYAKA y su Palma Habanera / A Cuba 無料DL用特設ページ
◆HD高品質音楽配信サイト「e-onkyo music」
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