ビヨンセ、米同時多発テロ事件の被害者のためにチャリティー・シングルをリリース

ポスト
ビヨンセが、米同時多発テロ事件の被害者、遺族のためにチャリティー・シングル「God Bless The USA」をiTunesからリリースした。収益金は、チャリティー団体New York Police and Fire Widow's and Children's Benefit Fundに寄付される。

これは、カントリー・ミュージシャン、リー・グリーンウッドが1984年にリリースした曲のカバー。ビヨンセはこれを、2008年、バラク・オバマ(現大統領)の大統領選キャンペーンのためレコーディングしたものの、これまでリリースしていなかった。

同曲は愛国歌として知られ、2001年に米同時多発テロ事件が発生した際や2003年のイラクへ侵略のとき、よく流れたという。グリーンウッドのオリジナル・ヴァージョンはテロ事件の翌月に再リリースされている。

ビヨンセは「遺族を支援するためにやることとして、これ以上適切なことは思いつかなかった。10年近く経つというのに、アメリカ国民、とくに愛する人を失った人たちはいまだにとても辛い思いをしている」との声明を発表。テロ事件の首謀者として手配されていたオサマ・ビンラディン容疑者が死亡したことを機に、リリースが決まったのではないかとみられている。

Ako Suzuki, London

◆BARKS洋楽チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報