GACKT謙信、毘沙門天の旗印の下に越後の民と鬨の声

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戦国時代の名将・上杉謙信公の遺徳を偲び、大正15年から毎年開催されている<謙信公祭>が、謙信公のふるさと・新潟県上越市で8月20日と21日の両日、開催された。謙信といえばもちろん、GACKT。2010年に引き続き、2011年もGACKT謙信は出陣した。

◆GACKT画像@<謙信公祭>

8月20日は、GACKTが日本の未来を脅かす大震災が発生した今だからこそ、この上越の地で語りかけることに意味があると考え、上越文化会館でGACKT Live Message<今こそ伝える義の心>を開催。約1500名の来場者に対し、GACKTは東日本大震災の復興に対する想いを語り、被災地である東北仙台より伊達政宗公の末裔、伊達泰宗 氏と、伊達家御用蔵 勝山酒造代表取締役 伊澤治平 氏をゲストに迎え、助け合いの精神、それが武士道であり、謙信公が伝えた「義の心」ではないかと来場者に語りかけた。

翌21日には、甲冑姿の勇壮な武者たちによる出陣行列が行なわれ、GACKT謙信は颯爽と出陣。沿道が観客で埋め尽くされる中、甲冑を身にまとい、白馬にまたがった端正なGACKT謙信が大勢の武者を従えて登場すると、観客からひときわ大きな歓声が沸きあがった。行列の終盤、GACKT謙信が号令をかけると、武者たちだけでなく、沿道に詰めかけた観客も一体となって鬨の声を上げる。それはまるで、毘沙門天の旗印の下、謙信公を中心に「義の心」で結ばれた上杉の軍勢と越後の民の如し。祭りの盛り上がりも最高潮に達した。

なお、出陣行列には一般応募から選ばれた方々約700人が鎧武士衣装や甲冑などに身を包み参加。また今年は、被災地・南相馬市からの避難者を招待して、謙信公祭をともに楽しんだ。

「今回の謙信公祭は通常の謙信公祭とは違い、大きな意味を持つものになりました。この震災を受けて「義の心」が日本人の心の美しさを象徴していることを多くの方が再認識したのではないでしょうか。日本人らしさ、日本人の良さ、とはなんでしょう? 合理主義の「どちらが得か」という考え方ではなく、心が正しいと思うその姿を、その行為を、それを行動に移す精神力が日本人のすばらしいところではないでしょうか。そんな沢山の想いと義の心をたくさん届けることができたと思います。これからも一人の日本人として一人のサムライとして、この想いを届けていきたいと思います。」── GACKT

◆GACKT オフィシャルサイト
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