グラミー賞のプロデューサーが授賞式を語る

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グラミー賞の発表があと2週間に迫ってきた。エグゼクティブ・プロデューサーのケン・エールリヒは、2/12に行なわれる今年のテレビ放映は17~18のプロダクションで22曲が演奏されると語った。「おそらく最大のショーのひとつです」と1984年からテレビ放映を手がけてきた彼は言う。

今やグラミーのパフォーマンスと言えば2011年のアッシャーとジャスティン・ビーバーのようなデュエットなどの企画が有名だ。「私たちはどんどんむずかしいことにチャレンジし続けてきました。プリンスとビヨンセを共演させたり、ブルース・スプリングスティーンでクラッシュを讃えたり。今年も間違いなく今までに見たこともないようなパフォーマンスが用意されていますよ」

今までこうしたイベントにまったく出ていないのがアデルだが「私たちはアデルと話し合いをしています。彼女の初出演がグラミーであることを願っています」

バンド・ペリー、ブレイク・シェルトン、ジェイソン・アルディーン、ケリー・クラークソン、コールドプレイ、リアーナ、フー・ファイターズ、ブルーノ・マーズ、ニッキー・ミナージ、テイラー・スウィフトなど多くの出演者が発表されているが、カテゴリーが78に投合されたことはブッキングに影響しなかったのだろうか。「個人的にはもっとカテゴリーが広い方がいいと思いますが、全然影響はありませんでした。ショーを作るならできる限りキャンバスは広い方がいい。多ければ多いほど楽しいですからね。だから、ノミネートされていない人も出演するんです」

カテゴリーが減ったからと言ってボイコットした人はいなかったのだろうか。「ひとりもいません。ポール・サイモンは私の親友で素晴らしいアルバムを作ったのにノミネートされなかった。ガッカリしましたが、カテゴリーが減ったのとノミネートされなかったことは関係ないと思っていますよ」

2011年好評だったのは白黒のブルーノ・マーズのパフォーマンスだった。今年もああいうものはあるのだろうか。「テレビの視聴者向けに作られていながらライブの観客にも影響を与えそうな曲が今年4曲はあります。ポール・マッカートニーは新しい奥さんのために書いた新曲「マイ・ヴァレンタイン」を歌いますが、これが素晴らしい。ボーカル的には「イエスタデイ」を彷彿させる歌です。

1台のカメラで撮影したらもっと良くなるだろうと思いました。クラシックっぽい感じになるような視点から撮影したいのです。3ネットワークしかなくて、カラー・テレビが新しかった頃みたいにね。第1はそれが歌に合っていること、第2はそれが歌にインパクトを加えていること。これは私がニッキー・ミナージュではできないことをやるチャンスなんですよ」

◆ニュース提供:ビルボード
◆BARKSビルボード・デイリーニュース・チャンネル
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