DIR EN GREY、オフィシャル・サイト上で謎のカウントダウン開始!“怖い夢の続き”が意味するものとは?

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フロントマンである京の喉の療養のため、しばらく表立った活動をせずにきたDIR EN GREY。この6月と7月、2ヵ月連続でリリースされたドキュメンタリー映像作品『TOUR2011 AGE QUOD AGIS Vol.1/Vol.2』の過剰なほどにリアルな内容が話題を集めているなか、同作発売を記念して開催される三大都市での『爆音上映会』を楽しみにしているファンも多いはずだが、その上映会の開幕日にあたる7月26日、彼らのオフィシャル・サイト上にて謎のカウントダウンが始まった。

同日正午、突如としてその画面上に浮かんだのは、1秒毎にゼロへと近付いていく数字と、“The continuation of that scary dream”という一文、そして昨年夏にリリースされたアルバム『DUM SPIRO SPERO』のタイトルのみだ。これらの文字の配列を目にしただけで、去る1月22日、『UROBOROS -that’s where the truth is-』と銘打って行なわれた大阪城ホール公演を条件反射的に思い起こしてしまう人たちも少なくないだろう。前作アルバム『UROBOROS』(2008年)の再生を主題としていた同公演の終了直後、すでにメンバーたちが姿を消したステージ上のスクリーンに浮かんでいたのがこの言葉だった。改めて説明するまでもなく、“The continuation of that scary dream”とは『DUM SPIRO SPERO』に収録されている「DIABOLOS」の冒頭部分の歌詩である“怖い夢の続き”が英訳されたものだ。

そうした事実関係からすれば、今回のカウントダウンが示唆するのは、まだまだ完結に至っていないはずの『DUM SPIRO SPERO』に伴う物語の再開なのではないかと推察するのが自然かもしれない。また、さまざまなメディア上でのメンバーたちの発言からも明らかなように、すでに彼らは“次”に向けての地下活動に取り組み始めている。それにまつわるヒントが、すべての数字がゼロになった瞬間に明かされることになるのではないかとも考えられる。実際のところ、筆者自身もそこで何が起こるのか、何が明かされるのかについて完全には把握できていない。が、とにかく今は、念願の朗報が届くものと信じてその瞬間を待つしかない。

ちなみに逆算して確かめてみたところ、カウントダウンが終了するのはどうやら日付が8月2日から8月3日へと変わる瞬間になる模様。すなわち『DUM SPIRO SPERO』がリリースされてからちょうど1年後ということになる。そこから果たして、何が始まることになるのか? “怖い夢の続き”が意味するのは果たして何なのか? 謎は、まもなく解き明かされる。

文●増田勇一

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