るろう人、逆刃刀をマイクに替えて、ビッグエコー渋谷店で「1/3の純情な感情」熱唱

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週刊少年ジャンプで1994年から1999年まで連載され、刊行された単行本の売上げは累計で5700万部を超えるなど大ヒットを記録した、和月伸宏作漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』。1990年代後期を代表する大ヒット漫画が、連載終了から13年の時を経てついに実写映画化されることとなった。NHK大河ドラマ『龍馬伝』での岡田以蔵役の熱演が記憶に新しい佐藤健が主役の緋村剣心/緋村抜刀斎を演じ、武井咲、香川照之、吉川晃司、蒼井優を始めとする豪華キャストの共演により描かれる圧巻の時代劇アクション映画となった今作『るろうに剣心』は、原作漫画のファンはもちろん、連載当時を知らない若い世代からも注目を集めること間違いなしだ。

◆るろう人長尾卓也画像

▲神出鬼没のるろう人、この日は夏休みで多くの人でにぎわう渋谷センター街にさっそうと現れた。
▲全国都道府県を走り回っているるろう号は、ボディー前面に皆さんからのメッセージがいっぱい。この中には佐藤健、武井咲、吉川晃司…といった出演陣のサインも。
▲るろう人、SIAM SHADEの「1/3の純情な感情」を熱唱。
その話題の映画の魅力を一人でも多くの方へアピールするべく、まさに“るろうに”よろしく流浪の旅にチャレンジしている人物をご存知だろうか。緋村剣心と同じ羽織袴に身を包み、『るろうに剣心』の豪華出演者陣からもサインとメッセージを車体にしたためてもらった愛車“るろう号”で全国47都道府県踏破に挑む“るろう人”に扮しているのは、劇団プレステージ所属の若手俳優・長尾卓也さん。

長尾卓也:全国でたくさんの方にメッセージをいただいたり、剣心のイラストを描いていただきながら全国を回らせていただいています。行き先は事前には言わずに、『今日は~~に行くでござるよ!』とヒントを出しながら全国を回っているので、皆さんにぜひ探して下さい!普段は劇場で映画のPRをしているんですが、その各地でどなたかのお役に立てること、“一日一膳”をやらせていただいているんです。“剣心ボックス”というのがありまして……“剣心”と“献身”をかけているんですが(笑)。“剣心ボックス”に入っている何か一文字が書かれているお題を引いて、例えば“洗”だったらお客様が買い物に行っている間に車を洗車して、その方が帰ってきたときに喜んでいただいたり。

“逆刃刀(さかばとう)”で相手を斬らずに人を助ける剣心のように、全国で“献身”の旅を続けている“るろう人”。その彼の旅の足跡は、この取材日の時点では51日目。ここからさらに、『るろうに剣心』の映画公開初日の8月25日まで、“るろう人”本人がツイッターでヒントを出しながら全国を旅していくことになっているので、ハッシュタグ“#るろう人が行く”、アカウント“@ruou_nin”をチェックしてみて欲しい。

そして、その“るろう人”がこの日訪れたのは、渋谷のカラオケルーム・ビッグエコー渋谷店。大勢の人でにぎわう夏休みの渋谷に突然表れた“サムライ”の姿に街じゅうがビックリするなか店内へ歩を進め、『るろうに剣心』テレビアニメ版のエンディングテーマとして大ヒットしたSIAM SHADEの「1/3の純情な感情」を熱唱!

3名以上で来店すると『るろうに剣心』出演者サイン入りポスターを始めとする豪華賞品が抽選でプレゼントされる『るろうに剣心』コラボキャンペーンが8月31日まで展開中の同店舗を盛り上げ、この日も“一日一膳”を見事に完遂した。「1/3の純情な感情」はもちろん、JUDY AND MARYの「そばかす」や8月22日から配信がスタートする映画版主題歌・ONE OK ROCKの「The Beginning」を始めとする歴代の映画音楽で、あなたもこの機会にカラオケで盛り上がってみてはいかがだろうか。

そんな“るろう人”のこれまでの旅路は、公式サイト(http://www.rurounin.jp/)の“るろう人マップ”でもあらためてたどることができるが、その道中にはたくさんのエピソードが満載。佐賀から長崎へ向かった際には台風に見舞われ、「ジェットコースターとかスプラッシュマウンテンみたいにタイヤが半分くらい水で埋まってしまいました」(長尾)などの過酷な状況を乗り越えて、全国47都道府県踏破を目指す“るろう人”。その足取りは日本国内に留まらず、なんと夏季オリンピックが開催されていたイギリス・ロンドンまで広がったというから驚きだ。

長尾卓也:番外編ということで、オリンピックが行われているイギリス・ロンドンにも行かせていただいて、この格好にはちまきを巻いて応援させていただきました。2泊3日だったんですが、1日目が体操の団体戦、2日目が水泳の競泳、3日目が体操の個人戦を観させていただいたんですけれども、1日目に体操の内村航平選手のお母さんとお会いすることができたんです。で、『一緒に応援しましょう!』ということで、お母さん特製の日本の国旗をあしらったストラップをいただいて、2日目は北島康介さんを応援して、ラストの3日目に内村選手が個人総合で金メダルを獲ったんです!この格好で日本の国家を歌って、日の丸が揚がっていく姿を観させていただきました。

現地では“サムライ!”と記念写真をせがまれ、さらに、剣心の羽織袴姿に日の丸をつけて応援する姿は世界に映像が配信されたので、もしかしたら“るろう人”の雄姿を目撃した日本人の方もいるかもしれない。と、海外でも人気者になって帰国した“るろう人”の旅は、前述のとおり映画公開初日の8月25日までさらに続く。この日の渋谷にもツイッターのつぶやきのヒントを見たファンが会いに来るなど、全国で素敵な出会いを経てエネルギーをもらっている“るろう人”が、実写版『るろうに剣心』の見どころを最後にあらためて熱烈アピールだ。

長尾卓也:主人公の緋村剣心を演じた佐藤健さんも出ていた『龍馬伝』(NHK大河ドラマ)を撮られた大友啓史監督が監督を務めていまして、アクションがすごい見どころになっています。佐藤さんご本人も言っていたんですけど、今回の映画はアクションのスピード感とセットのスケールの大きさをを見て欲しいですね。映画の冒頭は鳥羽・伏見の戦いから始まるんですけど、“人斬り抜刀斎”が、人を斬らないと心に誓って“逆刃刀”を持つ緋村剣心へ心が移り変わる姿など、佐藤さんが演じる表情や演技などからまず注目していただきたいです。
▲ビッグエコー渋谷店で展開中の「るろうに剣心」コラボキャンペーンは8月31日まで。
そして、原作の漫画、アニメなども含めてすごい人気の作品ですから『実写ってどうなの!?』っていう声もあると思うんですけど、ファンの方も必ず納得していただける作品になっていると思います。僕達が回っているロケ地などに近い方はその場所に行っていただいたりしながら、25日の公開初日にまたたくさんの方々とお会いしたいです!

今回の実写版『るろうに剣心』は、“るろう人”の旅でもまわった全国47都道府県の神社仏閣や、重要文化財になっている場所をロケ地にしたりと、普通ではなかなか実現しないディテールにこだわって作り上げられた作品だ。そして、神谷薫、斎藤一、鵜堂刃衛、武田観流など原作漫画の人気キャラクターも登場し、迫力のアクションと繊細な心象表現を展開する初実写化作品をぜひ楽しんでいただきたい。

●ビッグエコー渋谷店
渋谷区宇田川町24-10 2F
Tel:03-3461-1064
◆ビッグエコー渋谷店サイト
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