音楽の様々な“アツさ”を自身の流儀で表現、シド<TOUR 2012 『M&W』>開幕

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8月1日にリリースされたニューアルバム『M&W』を引っさげて、シドの全国ツアー<TOUR 2012 『M&W』>がいよいよ幕を開けた。

◆シド 画像

来るべき次作への期待が高まる中でニューアルバム収録の新曲をいち早くファンへ披露した<『M&W』preview>ツアーの大盛況ぶりがいまだ記憶に新しい彼らだが、今ツアー初の東京公演となった府中の森芸術劇場も、前回のツアーの盛り上がりにさらに火を注いだかのような熱狂で包まれた。

「元気いいね! 今日は“ツワモノ”が揃いましたね!」(マオ)

ライヴ序盤からハイテンションな反応をメンバーへ送るファンのノリは、まさにマオいわくの“ツワモノ”という表現がぴったり。そして、その圧巻の反応を誘発した要因はもちろん、『M&W』の楽曲で拓かれたシドの新たなる魅力の数々だ。これから全国の会場へ足を運ぶ皆さんの楽しみのためにセットリストの詳細は控えるが、今回のツアーは『M&W』の世界観がまさに完全再現されていると言って良い。<『M&W』preview>ツアーでは新曲と既発曲を織り交ぜて彩り豊かなステージを展開した彼らだが、この日は『M&W』収録曲をあますところなく網羅してライヴ全体に鮮やかな色彩を描いていたのが印象的だった。

「どんなジャンルにもどんなテイストの音にもそれぞれの“アツさ”って絶対あるから、そういうところで自分は表現していきたいなっていうのはありますね」

アルバムインタビューの際に、自身の音楽観をそんなふうに語っていたのは明希だった。その言葉は、この日のライヴでも披露されたシングル3作「冬のベンチ」、「残り香」、「S」だけをとっても頷ける。舞台を躍動し、笑顔とともに手を振りながらきらめきに満ちた音色を奏でた「冬のベンチ」。ドラマチック、かつ華麗なメロディを奏でた「残り香」。そして、「S」で炸裂した轟音には、ファンのヘッドバンギングが会場全体で渦を巻く。ジャンル、そしてテイストという名の壁に立ちふさがれることなく、音楽の“アツさ”を自由に表現する彼らのスタイルの一端が、そのパフォーマンスからかいま見えた。

音楽の様々な“アツさ”を彼らの流儀で表現するパフォーマンスは、さらに続く。「ゴーストアパートメント」ではスピーディーなスウィング系のビートで疾走し、縦ノリで会場全体をガンガン揺らす。かと思えば、「ドレスコード」が放つ妖艶なムードは、縦ノリから横ノリへとビート感を変化させてファンの腰を揺らす。

『M&W』という作品同様に変幻自在のグルーヴが展開する府中の森芸術劇場は、その最新楽曲をメインに据えながら、これまでの数々のライヴでもファンを熱くさせてきた人気曲ももちろん披露された。まだまだ夏は終わらないと言わんばかりのアッパーなリズムで会場全体を跳ねさせた「夏恋」は、ステージも客席も笑顔で埋め尽くされる。そんな幸福感たっぷりな雰囲気あり、「日傘」ではShinji、明希、ゆうやが一体となって奏でるダイナミックな音像に包まれながら、“絶唱”とも表現したくなる迫力の歌声を奏でるマオの姿が感動を生んだ。その、ポップチューンあり、ラウドチューンあり、さらにダンスチューンもバラードも自身のフィールドに取り込む多彩さとともに、彼らの芯には確かなメロディの力が常に存在する。

「お客さんの“心をノセる”っていうようなバンドでいたいというか。激しさでノセる曲ももちろんやるんですけど、それ以外のところで、“身体の内側からノセる”みたいな音楽でありたいなとは思ってますね」(マオ)

そんな言葉もアルバムインタビューの際に語っていた彼ら。聴き手の胸を打つメロディをあくまでも芯にして、音楽の様々な“アツさ”を表現し、聴き手の心と身体をノセる。そんなシドの真骨頂的魅力が、今回のツアーではあますところなく表現されている。さらに、サウンド面だけでなくビジュアル面でもファンを楽しませる試みも今回のツアーは見逃せない。

「このツアー、毎回楽しいです! これだけ長くバンドをやっててまだまだ新鮮な気持ちにさせてくれる君たちは天才だと思います、どうもありがとう」(マオ)

長丁場のライヴでも最後までボルテージが落ちないファンへ、マオはアンコールで熱い感謝の言葉を贈った。

2003年に現在のラインナップとなりバンドが本格始動し、2010年には東京ドームでのワンマンライヴを大成功させるなど活動のスケールを年々広げている彼ら。結成から今年で9年を迎え、ファンの熱狂とともに新たなものへの挑戦を貪欲に続けるシドの独自の個性は、さらに磨きがかけられている。そして、11月にリリースが早くも決定したニューシングル「V.I.P」もマオの言葉どおり、リスナーの心と身体をめいっぱい躍らせる音物語が展開するに違いない。そんなシドの音楽の醍醐味は、10月31日の東京国際フォーラム・ホールAまで続く今回のツアーと、チケットが即完売した彼ら自身初となる台湾公演(11/17・11/18)で世界中のファンと共有され、大きな一体感を生み出すはずだ。

取材・文●道明利友

New Album
『M&W』
2012年8月1日発売
【初回生産限定盤A】CD+DVD
KSCL2091-2092 ¥4,500(tax in)
○初回豪華仕様:三方背BOX / デジパック2Discトレイ / 豪華ブックレット32P
○初回特典DVD TOUR 2012 『M&W』preview ライブ映像Ver. A
※初回AとBで収録内容は異なります
【初回生産限定盤B】CD+DVD
KSCL2093-2094 ¥3,800(tax in)
○初回特典DVD TOUR 2012 『M&W』preview ライブ映像Ver. B
※初回AとBで収録内容は異なります
【通常盤】CD
KSCL2095 ¥3,100(tax in)
○初回仕様あり

[収録楽曲]
1. コナゴナ
2. ゴーストアパートメント
3. 冬のベンチ
4. 糸
5. Cafe de Bossa
6. S(映画「貞子3D」主題歌)
7. MOM
8. いつか(TBS系「CDTV」オープニングテーマ)
9. ドレスコード
10. gossip!!
11. 残り香(日本テレビ系「スッキリ!!」テーマソング)

★New Album「M&W」購入者3大特典★
■特典(1)
全国5都市開催、メンバー全員参加による “約5年ぶりの握手会”参加券封入
■特典(2)
初回生産限定盤A & Bダブル購入者対象、ツアー密着映像公開!視聴用ランダムID封入
■特典(2)
対象店舗先着特典として、メンバーソロポスターをプレゼント!

<TOUR 2012 『M&W』>
9月2日(日) 広島市文化交流会館
9月6日(木) 熊本市民会館
9月8日(土) 福岡サンパレス
9月9日(日) 福岡サンパレス
9月14日(金) 府中の森芸術劇場 どりーむホール
9月17日(月・祝) 青森市文化会館
9月19日(水) 仙台サンプラザホール
9月20日(木) 仙台サンプラザホール
9月22日(土・祝) アルファあなぶきホール 大ホール(香川県県民ホール)
9月29日(土) 新潟県民会館
9月30日(日) 新潟県民会館
10月5日(金) 静岡市民文化会館 大ホール
10月7日(日) 名古屋国際会議場センチュリーホール
10月8日(月・祝) 名古屋国際会議場センチュリーホール
10月10日(水) 神戸国際会館こくさいホール
10月26日(金) 大阪国際会議場メインホール
10月27日(土) 大阪国際会議場メインホール
10月30日(火) 東京国際フォーラム ホールA
10月31日(水) 東京国際フォーラム ホールA

◆シド オフィシャル・サイト
◆ソニーミュージック
◆BARKS ヴィジュアル系&V-ROCKチャンネル「VARKS」
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