プッシー・ライオットのメンバー2人、ロシアで「最も残酷な」刑務所へ移送

ポスト
プッシー・ライオットのメンバー2人が、ロシアでも屈指の厳格な極北の刑務所へ移送されたことが明らかになった。

◆プッシー・ライオット画像

2012年2月21日に首都モスクワの救世主ハリストス大聖堂前でウラジーミル・プーチン大統領を批判した歌のパフォーマンスをしたために、同グループはロシア当局により拘留され、宗教的憎悪によって秩序を乱した罪で禁錮2年の実刑判決を言い渡されていた。そんなプッシー・ライオットのマリヤ・アリョーヒナ、ナジェジダ・トロコンニコワ、エカテリーナ・サムツェビッチら3人だが、9月にエカテリーナは釈放されたものの、今回マリアとナジェジダの2人が、それぞれ規律が厳しいことで悪名高いという別々の刑務所に送られたと弁護士のヴィオレッタ・ボルコワ氏が明かしている。「先週20日(土)にナジェジダはモルドヴィアへ、マリアはペルミ地方へそれぞれ移送されました」

モルドヴィアとペルミの両地域における刑務所は、旧ソ連時代に捕虜収容所として利用され、その厳格な管理で有名だという。また、マリアとナジェジダの家族は、以前2人が拘留されていたモスクワに送った荷物が返送されてくるまで、今回の移送について伝えられていなかったようだ。

同バンドをサポートするために立ち上げられたツイッターアカウントには「様々な刑務所がある中で、2人は最も残酷な刑務所に送られた」と記載されている。
この記事をポスト

この記事の関連情報