プッシー・ライオットのドキュメンタリー作品、サンダンス映画祭で初公開

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プッシー・ライオットのドキュメンタリー『プッシー・ライオット‐ア・パンク・プレイヤー』が1月18日(金)にサンダンス映画祭で初公開された。また、HBOドキュメンタリー・フィルムズが、映画祭のワールド・ドキュメンタリー部門に出品されている『プッシー・ライオット‐ア・パンク・プレイヤー』のアメリカでの放映権を獲得している。

◆プッシー・ライオット画像

本作のプロデュースと監督を手掛けたマイク・ラーナーとマキシム・ポドロフキンの2人は、1月20日(日)に発表した声明の中で、「この重要なストーリーを世界に発信するためにHBOと提携できたことを嬉しく思っております」とコメントを残している。

『プッシー・ライオット‐ア・パンク・プレイヤー』は、マリア・アリョーヒナ、ナジェジダ・トロコンニコワ、エカテリーナ・サムツェビッチというプッシー・ライオットの3人が、2012年2月21日に首都モスクワの救世主ハリストス大聖堂前でウラジーミル・プーチン大統領を批判した歌のパフォーマンスをしたことを理由に、ロシア当局により拘留され、宗教的憎悪によって秩序を乱した罪でその後8月に禁錮2年の実刑判決を言い渡された一連の事件を追った作品だ。歌のパフォーマンス当時、ガードマンによって取り押さえられていたエカテリーナは10月に釈放されたものの、マリアとナジェジダの2人はロシアでも屈指の厳格な極北の刑務所へ移送されたと報道されている。

判決確定後には、マドンナ、グリーン・デイ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ビョーク、ポール・マッカートニーなど世界中のアーティスト達がプッシー・ライオットへの支持を表明している。
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