デイヴ・ブルーベック、享年91歳で他界

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デイヴ・ブルーベックが12月5日(水)に享年91歳で他界した。ジャズ史上初めてミリオン・セラーを記録したジャズ・ナンバー「テイク・ファイブ」で知られるデイヴ・ブルーベック・カルテットを率いていたデイヴは、米コネチカット州ノーウォークで心臓の定期健診に向かう途中で亡くなった。ニューヨーク・タイムズ紙は、デイヴは翌6日(木)に92歳の誕生日を迎えることになっていたと伝えている。

◆デイヴ・ブルーベック画像

革新的なサウンドや実験的なスタイルを追求し続け、オリジナルなジャズ音楽を一般に広めたデイヴは、その功績が称えられ、1999年には米国芸術財団よりジャズ・マスターの称号が贈られた他、2009年にはケネディ・センター名誉賞も受賞している。

デイヴは心臓の疾患を抱えながらも2011年まで精力的に音楽活動を続けており、2010年10月に外科手術を受けペースメーカーを付けるようになったが、その翌月にはニューヨークのマンハッタンにあるブルー・ノートにてパフォーマンスを行なっている。

そんなデイヴは生前、自身にとってジャズはどのような存在かを語っている。「私がジャズを信仰する理由のひとつは、心臓のリズムが自分は自分なんだっていう確信を与えてくれるからなんだ。世界中どこにいたって自分の心臓の鼓動の音は変わらないんだ。この世に生まれた時、いや生まれる前から、最初に耳にする音も自分の鼓動さ。そしてこの世を去る時に最後に聞こえるのも鼓動の音だよね」
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