ヤマハから吹きやすさ、親しみやすさを追求した管楽器普及モデル「スタンダードシリーズ」、“はじめてさん”プロモーションも開始

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▲スタンダードシリーズ。左よりトランペット「YTR-4335GS II」、クラリネット「YCL-255」、アルトサクソフォン「YAS-480」、テナーサクソフォン「YTS-480」。

ヤマハは、管楽器の新製品として、初心者や趣味層をターゲットにした「スタンダードシリーズ」(トランペット6品番、クラリネット1品番、アルトサクソフォン3品番、テナーサクソフォン2品番)を発売した。また、これから楽器を始めたいと考えている人に、さまざまな情報や楽器に触れてもらえる機会を提供するプロモーション活動“はじめてさん”も同時に開始した。

ヤマハは、1966年にヤマハブランドの管楽器一号機としてトランペット「YTR-1」を発売。以来、国内外のトッププレイヤーとの対話を重ね、技術革新やノウハウを蓄積。現在では数多くのカテゴリでヤマハブランドの管楽器を全世界に送り出している。日本国内では、早くから学校の吹奏楽部を中心に管楽器の普及を図り、プロの演奏者にも使用されるハイクラスモデルは世界中にある研究開発拠点においてアーティストの意見を反映しながら開発を進め、世界でもトップクラスの奏者からも高い評価を得ている。

今回登場の「スタンダードシリーズ」は、このようなこだわりや開発理念を受け継いだモデルだ。ボリュームゾーンである初心者向け管楽器を一新し、より演奏しやすく親しみやすい管楽器のラインアップを揃える。

新モデルはトランペット6品番、クラリネット1品番、アルトサクソフォン3品番、テナーサクソフォン2品番で、現行モデルをベースに、演奏しやすさ、耐久性、デザイン性を向上。その結果、いずれのモデルも学校の吹奏楽部に加え、趣味層の演奏者、過去に演奏していた休眠層、管楽器初心者の“はじめてさん”まで、幅広く対応している。

特徴としてまず挙げられるのが、「初心者にやさしい」を追求した設計だ。初心者が余計な負担を感じず、「長く、楽しく演奏できる」ことを追求。初めて楽器に触れる人でも正しい演奏が行えるよう、「音の出しやすさ」「音程の正確さ」「演奏のしやすさ(持ちやすさと楽器の支えやすさ)」を第一に考え、設計している。

続いて、高級品番譲りの機能。プロ演奏者も使用する高級品番の持つプロフェッショナルな機能を引き継いでいる。そのため、演奏を続けていく中での上級モデルへの持ち替えも容易となっている。

そして、高いコストパフォーマンスも特徴のひとつ。国内自社工場において、一貫した厳しい品質管理の下に生産。本格的な機能、均一で高い品質を維持しながら、お求めやすい価格設定としている。

また、「スタンダードシリーズ」は、管楽器としてのベーシックな設計は変わらないものの、現行製品をベースにしながら、細部で改良を加えている。改良点は以下のとおり。

●トランペット
ベルを軽量化したことにより、楽器保持時のバランスが向上し、素直な吹奏感を実現。またピストンの素材の配合を見直し、耐久性、音色を向上。ラインナップは初心者向けのハイコストパフォーマンスモデルYTR-2330/2330S、従来のスタンダードモデルにはなかった「リバース管主管抜差」搭載モデルYTR-3335/2225S、大人の音楽レッスン市場におけるベストセラー品番をブラッシュアップしたYTR-4335GII、YTR-4335GSII。

●クラリネット
YCL-255は、手の大きさに合わせて持てるように、可動式指掛を採用。成長に合わせて位置を変えることで、長期間にわたる使用が可能に。またストラップリングを新設、楽器を支えやすくしている。

●アルト/テナーサクソフォン
ネックレシーバーの形状を改良、ネジがたわみにくくなり、耐久性/強度が向上(YAS-280/380、YTS-380のみ)。また上位機種で採用している、伝統工芸の域に達したヤマハ自慢の手彫り彫刻を採用した(YAS-480、YTS-480のみ)。アルトサクソフォンのラインナップは、一体式ガードのYAS-280、分割ガード/シーソーキイのYAS-380、手彫り彫刻/カスタムネック対応のYAS-480。テナーサクソフォンは、分割ガード/シーソーキイのYTS-380、手彫り彫刻/カスタムネック対応のYTS-480をラインナップする。

このほか、9月5日には金管楽器に初めて触れる児童・生徒に最適な仕様にリニューアルしたコルネットとして、YCR-2330III(80,850円)、YCR-4330GII(115,500円)、YCR-2610SIII(120,750円)YCR-4330GSII(128,100円)がリリースされている。

■管楽器“はじめてさん”プロモーション

ヤマハでは、「スタンダードシリーズ」の発売に伴い、管楽器演奏の経験がなく、楽器店に足を運んだこともないけれど、これから管楽器に挑戦してみたいという“管楽器あこがれ層”を想定し、それらの潜在層に向けたプロモーション活動“はじめてさん”を開始した。

管楽器が敷居の高いものではなく、気軽に楽器店に足を運んでほしい、というヤマハの思いを“はじめてさん”に伝え、管楽器購入者をサポートしようとするもので、対象は今回発売するトランペット、クラリネット、サクソフォンにフルートを加えたもので、それぞれのテーマカラーを決めたロゴを展開する。また、同時に以下のプロモーションを開始する。


●ポータルサイトの展開
主に女性をターゲットに、「スタンダードシリーズ」の窓口となるポータルサイト「Start! はじめてさんの管楽器ガイド」を新設。管楽器への興味喚起を目的としたサイトで、「あなたの管楽器診断」「いろんな疑問を解決 おしえて!はじめてさん」といったコンテンツや商品紹介、店舗検索などの内容を展開する。URLは下記リンクから。

●“はじめてさん”向け制作物
マニュアルやDVDなど、“はじめてさん”に向けた、さまざまな制作物を用意。演奏の仕方だけでなく、「楽器の取り出し方」「演奏を開始するまでの準備」といった演奏前の情報から、コンサート演奏など、将来のあこがれを想起させるようなコンテンツまで盛り込んでいる。

●“はじめてさん”キャンペーン/イベント
ヤマハ特約店での初心者向け説明会や、実際に管楽器に触れてもらう体験イベントなどの開催を予定。ヤマハではこのようなイベントを積極的に展開し、“はじめてさん”が楽器に触れられる機会をできるだけ多く提供したいと考えている。

<トランペット>
◆YTR-2330
価格:63,000円
◆YTR-2330S
価格:70,350円
◆YTR-3335
価格:78,750円
◆YTR-3335S
価格:89,250円
◆YTR-4335GII
116,550円
◆YTR-4335GSII
価格:129,150円
発売日:2012年11月7日

<クラリネット>
◆YCL-255
価格:87,150円
発売日:2012年11月7日

<アルトサクソフォン>
◆YAS-280
価格:118,650円
◆YAS-380
価格:152,250円
◆YAS-480
価格:199,500円
発売日:2012年11月7日

<テナーサクソフォン>
◆YTS-380
価格:173,250円
◆YTS-480
価格:241,500円
発売日:2012年11月7日

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