【インタビュー】J、シリーズ第四弾となる映像作品完成「自分自身が音になる。誰かの人生を歩んでいるわけじゃないからさ」

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■今、この時点で、もうここじゃないと思ってる
■次の楽しいことを探してるっていうね

──バースディライヴでの恒例のケーキ投げとか、カウントダウンでステージで乾杯するシーンとか。それにしても2013年はホントにライヴ三昧でしたね。ツアー以外に難波章浩と共演したライヴもあったし、<ROCK IN JAPAN>や<MONSTER baSH>などの夏フェスにも出演しているし。そんな日々を駆け足で観られる映像になっている。

J:難波くんとやったライヴに関しては、お互いベーシストで同い年でね、同じステージを踏む日が来るなんて俺も想像してなかったし、みんなも想像してなかったんじゃないかな。夏フェスでもいろんなドラマが生まれたし、ソロツアーもあって、<TOKYO 10DAYS>もあって……って考えたら、アドベンチャーフィルムみたいだよね。ディスカバリーチャンネルみたいな(笑)。

──ははは、冒険の旅(笑)。でも、新幹線に乗ってても何してても、JはJなんだなと思いました。初めて観る人もステージとのギャップを感じないんじゃないかと。

J:変わらないよねっていうのはよくみんなに言われる。

──生き方がそのまま音になるんだっていうニュアンスの発言をしてるけど、説得力あるなって思える映像になってる。

J:ホントにそう思うんだよね。自分自身が音になるっていう。誰かの人生を歩んでいるわけじゃないから、自分自身であることをやめないっていうかさ。みんな、それぞれの日常があって、それぞれの瞬間があると思うけど、できる限り、全てに100%でいたほうが面白いって俺は思う。そのほうが退屈じゃないしね。中にはイヤなときだってあるだろうし、行きたくない場所だってあるだろうし、ガマンしなきゃいけないときもあるだろうけど、全部が100%に裏打ちされたものなら、見える景色も変わってくるような気がするんだ。音楽を聴くって能動的な行為だと思うんだけど、人生もその連続だと俺は思っていて、自分で選んで掴み取っていくっていう。ライヴで盛り上がったり、熱くなれたりしてるなら、日常にもそれを置き換えたら、絶対に何かが変わっていくと思う。このDVDに入っているメッセージはまさにそういうことだから。自分自身でいることっていうね。

──全てに100%で生きているから、作品を作るときはいつも、これが最後だって思うという発言が出てくるんですね。

J:性格かもしれないけど、待ってくれる人に、どれだけ自分自身が真っ直ぐでいられるか、いつも問いかけてる。俺がリスナーなら、そういうアーティストを好きになると思うし、キッズの頃、そういう意味でキライになったアーティストもいるしさ(笑)。だから、ものすごく遠回りかもしれないけど、自分自身であり続けるために答えをずーっとみつけている作業をしているような気がする。

──その答えって?

J:何だろうね。“自分が追いかけてる絶対的なモノって何だろう?”とか“音楽を作る理由って何だろう?”とか。単純に楽しみたいっていうのもあるし、もっともっと気持ちよくなりたいっていうのもあるし、みんなともっと盛り上がりたいっていうのもある。でも、その全てをひとことで表現するような答えがもしかしたら存在するのかもしれないし、そういうものを追っかけていってる気もするし。

──核心に向かっていくタイプですね。

J:じゃないと、次の一歩を踏み出そうと思わないんじゃないかな。だから、今、この時点で、もうここじゃないと思ってるんだよね。次の楽しいことを探してるっていう。

──2013年の一連の流れは終わって次に向かっている。

J:そう。それが自分の過去への決着の付け方だと思うんだよね。2013年はものすごく充実した1年で、いろんなことをすごいテンションで乗り越えてきて、パワーや刺激や自信や確信をもらうことができた。でも、2013年の終りの時点で得たものを使えていないわけじゃない。それを形にしていくのが2014年だから、さらにとんでもない年になる予感がしてる。

──楽しみです。5月3日、4日にはSHIBUYA-AXでのライヴが予定されていますが、JはAX最多出演記録を持つアーティストでもあるんですよね。

J:<AX 5DAYS>もやらせてもらったりして、AX史上、いちばんライヴをやった人間として派手にかましたいと思います。もちろん、俺だけじゃなくいろんなアーティストが出て、いろんなドラマが生まれた会場だと思うけど、たとえ建物がなくなっても、あそこに渦巻いてた熱はみんなの中に生き続けると思うから、そんなに悲しくはないんだよね。だから、俺なりの決着の付け方で感謝の想いを伝えたいと思ってる。もう、みんなもあそこでダイブできるのもこれで最後だからね(笑)。

──2014年も燃え盛る活動をしてくれそうですね。

J:2014年はLUNA SEAもあるし、ソロでもすごいことを考えてるので、またカメラを回さないと(笑)っていうぐらいの計画が進行中なので、楽しみにしててほしいですね。

取材・文◎山本弘子


■DVD&Blu-ray
『CRAZY CRAZY IV -THE FLAMING FREEDOM-』
2014年3月26日発売
【DVD2枚組】CTBR-92096~7 ¥6,800- +税
【Blu-ray】CTXR-92095 ¥7,800- +税
<LIVE at SHIBUYA O-EAST 2013.12.30>
OPENING
go crazy
Go Ahead
Love to Kill
PYROMANIA
Sword
MARIA
Nightglow
If you can see me
storm rider
Looser
Drum solo
Everything
Go Charge
NOWHERE
Feel Your Blaze
NEVER END
ENDING
<J's Document 2013>
OPENING
J LIVE 2013 TOKYO 10DAYS!! -5 Months a BLAZE- #1
・BIRTH FLAME-Ignition- , Akasaka BLITZ 2013.8.10-11
Album Recording , Tokyo 2013.4.12-8.29
Studio Coast , Tokyo 2013.3.30
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013 , Ibaraki 2013.8.3
J LIVE TOUR 2013 -Believe in Yourself-
・DIGEST
・BIG CAT , Osaka 2013.8.24
・cube garden , Sapporo 2013.10.19
MONSTER baSH 2013 , Kagawa 2013.8.25
J LIVE 2013 TOKYO 10DAYS!! -5 Months a BLAZE- #2
・Close Fire , Daikanyama UNIT 2013.9.17
・Drop a Fuel , Shibuya CLUB QUATTRO 2013.10.23
・New Blood, New Explosion , Shinjuku BLAZE 2013.11.2
"NEVER END" MV SHOOTING , Tokyo 2013.8.15
J LIVE 2013 TOKYO 10DAYS!! -5 Months a BLAZE- #3
・Final Chapter , Shibuya O-EAST 2013.12.30-31
ENDING
<MUSIC CLIP>
SALVAGE
Vida Rosa
here we go
NEVER END

■<J 2014 Special Live -Thank You AX!! Good Bye AX!!->
2014年5月3日(土) 東京・SHIBUYA-AX
2014年5月4日(日) 東京・SHIBUYA-AX THANK YOU!! SOLD OUT!!
OPEN 17:00 / START 18:00
チケット (税込 / ドリンク代別) : \5,300
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:222-068]
ローソンチケット 0570-084-003 [Lコード:78336]
SOGO TOKYO オンラインチケット
イープラス
[問]SOGO TOKYO 03-3405-9999

■< New Audiogram ver.7.4>
2014年5月1日(木) 渋谷TSUTAYA O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00
ACT : J / AA=
GUEST ACT: MEANING
TICKET (ドリンク別・税込) : 前売¥4,200 / 当日¥4,700
チケット : 3月15日(土) 10:00より発売
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード: 224-229]
ローソンチケット 0570-084-003 [Lコード: 70732]
イープラス
TSUTAYA O-EAST店頭
[問]TSUTAYA O-EAST 03-5458-4681


◆J オフィシャルサイト

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