【ライブレポート】華原朋美、9年ぶり全国ツアー東京公演「見上げてごらん夜の星を」初披露

華原朋美が、昨日10月5日に＜TOMOMI KAHARA CONCERT TOUR 2014～MEMORIES～＞の東京 NKHホール公演を開催した。

◆＜TOMOMI KAHARA CONCERT TOUR 2014～MEMORIES～＞　10月5日＠東京 NHKホール画像

10月1日に大ヒットカバーシリーズの第2弾『MEMORIES 2 –Kahara All Time Covers-』をリリースした華原朋美。全国ツアー12ヵ所目となるこの日、東京は台風接近による荒れ模様の天気に。それにちなみ、「今日は台風を吹き飛ばすぐらいの勢いで歌います」と元気いっぱいに宣言した彼女は、オリジナル曲「LOVE IS ALL MUSIC」や、『MEMORIES 2』に収録のシェネルの「ビリーヴ」、さらにはJUJUの「やさしさで溢れるように」のカバー曲を披露し、序盤からオーディエンスを沸かせた。

新旧織り交ぜたセットリストを展開するなか、中森明菜「難破船」のカバーでは歌詞の内容に沿うように、情感たっぷりの歌唱を見せ、中島美嘉「雪の華」のカバーでは、温かみのある声で会場を包みながら、華原独特の伸びのある高音をオーディエンスの心に響かせた。

アンコールでは、華原の復帰以降、プロデュースを手がける武部聡志氏がスペシャルゲストとしてステージに登場した。武部氏は「今回、一緒にツアーをまわれず悔しかったので、今日はピアノを弾きに来ました」と話しながら、「今日、元気に笑顔でステージに立っている姿を見て、客席で思わず涙してしまいました」とも語った。これに対し華原も感動した様子を見せ、「武部さんは私をいい方向に導いてくれる。だから武部さんから離れられないです。何かを卒業するのはもうイヤです」と話すと、会場からは笑いが。そして、武部氏のピアノ伴奏に合わせて、坂本九の名曲「見上げてごらん夜の星を」のカバーをライブで初披露。キラキラとしたドラマチックな演奏にあわせて、優しく力強く歌い上げた。

その後、今作カバーアルバムの中でも注目度が高い、GLAYの「HOWEVER」を披露。拳を高々と突き上げ、体中からエネルギーを放出させていくような熱唱を見せた華原に、会場からは拍手喝采が起きた。

ライブ終演後には、囲み取材が行われ、まずこの日のライブの感想を聞かれた華原は「皆さん温かく迎えてくださった」と話しながら、9年ぶりのツアーについて、「スタッフや（バンド＆ダンス）メンバーに教えてもらうことが多い」と話したり、「体力を使うから痩せるのかと思ったら、その分いっぱい食べて太っちゃった」と話すなど、ツアーの充実ぶりを語った。また、小室哲哉氏から楽屋花が届いたことに感動したと話した一方で、竹田恒泰氏からは“花を贈る”と連絡があったのに届かなかったことをユーモアたっぷりに明かし、報道陣の笑いを誘った。




Cover Album
『MEMORIES 2 –Kahara All Time Covers-』
2014年10月1日発売
[初回盤]CD+DVD
UPCH-9956 ￥3,800 （税抜）
DVD収録内容：TOMOMI KAHARA INTERVIEW 2014“MEMORIES”
[通常盤]CD
UPCH-1995 ￥3,000 （税抜）
収録楽曲
1.HOWEVER
作詞：TAKURO　作曲：TAKURO
2.難破船
作詞：加藤登紀子　作曲：加藤登紀子
3.雪の華
作詞：SATOMI　作曲：松本良喜
4.三日月
作詞：絢香　作曲：西尾芳彦/絢香
5.ビリーヴ
作詞：EIGO/SWEEP　作曲：EIGO/SWEEP
6.ROSIER
作詞：LUNA SEA　作曲：LUNA SEA
7.かたち あるもの
作詞：柴咲コウ/山本成美　作曲：小松清人
8.いい日 旅立ち作詞：谷村新司　作曲：谷村新司
9.サイレント・イヴ
作詞：辛島美登里　作曲：辛島美登里
10.見上げてごらん夜の星を
作詞：永 六輔　作曲：いずみたく

＜TOMOMI KAHARA CONCERT TOUR 2014～MEMORIES～＞
10月12日（日）　福岡県 北九州ソレイユホール
10月13日（月）　大分県 日田市民文化会館・パトリア日田 大ホール
10月19日（日）　愛知県 アイプラザ豊橋 講堂

◆華原朋美 オフィシャルサイト
◆華原朋美 Twitter
◆『MEMORIES 2 –Kahara All Time Covers-』特設サイト