ザ・ビートルズをブッキングしたキャバーン・クラブのオーナー死去

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水曜日(1月7日)、ザ・ビートルズでお馴染みのリバプールにあるライブ・ハウス、キャバーン・クラブの元オーナーだったレイ・マクフォール氏が亡くなった。

◆ザ・ビートルズ画像

マクフォール氏は1959年、ジャズ・クラブだったキャバーンを買い取り、リンゴ・スターが在籍していたロリー・ストーン&ザ・ハリケーンズや無名だったザ・ビートルズらをブッキング。クラブは60年代、リバプールのロックンロール・シーンの中心地となった。

マクフォール氏は以前、初めてザ・ビートルズの演奏を観たときのことをこう話していた。「彼らはセンセーショナルで、僕はすぐに、完全に、全面的に惚れ込んだ」「初日から彼らを止めるものはなかった。僕はスタッフに“彼らを定期的に出演させなくてはならない”って言ったんだ」

「ザ・ビートルズは(ほかのグループと)違っていた。ハンブルグでの3ヵ月の武者修行から戻ってきたところで、熟練していた。ビートルズの音楽には躍動感があった。ただ、僕は彼らがジーンズを履いているのが気に入らなかった。キャバーンではジーンズはタブーだったんだ」

キャバーン・クラブは「レイは、音楽の世界を一変させたマージー・ビートの興隆において欠くことのできない一部だった」と、その死を惜しみ、木曜日(1月8日)クラブで追悼公演を開いた。

マクフォール氏は水曜夜、睡眠中に亡くなったという。88歳だった。

合掌。

Ako Suzuki
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