【インタビュー】1st AL『リフレンズ』を引っさげ47都道府県ツアー巡行中のLIFriends、「こんな5人でもできるんだぞっていうところを見てもらいたい」

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■カッコよく壁ドンなんかもできないけど、
■「なんかカッコイイよね」って言われたら勝ちだと思うんです。

──(笑)。でも本当に、ファイナルの重みも中止になったライブがあったからこそのものですよね。過去の自分達にも負けられないですしね、気合いが入りますね。アルバムの新曲もどんなふうに演奏されるか楽しみです。これまでのLIFriendsの曲って、非常にパーティー感があってグイグイと力技で盛り上げて楽しませてくれる曲だったと思うんですよ。そこから今回の新曲は、スケール感が出てきたなと思っていて、バンドの成長を感じました。

5人:ありがとうございます。

──自分達がメジャーという場で活動しているという自覚や、これからもっとメジャーな存在になっていくという覚悟みたいなものが聴こえてくるんですが、実際はどういうモードで曲は生まれたんですか?

SHUNKUN:昔の聴くと、すっごいBPMが速いんですよ。

──うん、速い!

SHUNKUN:でももう25歳になるし、もうちょっと落とそっていうことで。これ以上行くと30歳位になった時に歌えなくなるぞと。

FUNKY:いや、そういうことじゃない(笑)。アルバムを作るにあたっていろんな人の音楽を聴いたんですけど、LIFriendsって速いなって気づいたんですよね。

SHUNKUN:ラジオとかで流していただいたのを聴くと、とにかく速いんですよね。ライブでやってると凄い楽しいんですけどね。

FUNKY:俺らはライブが一番の見どころだと思うので、確かにライブの感覚で楽曲を作っていたっていうのはあるんです。でも今回はテンポ感とかいろいろ研究して、楽曲として作っていきましたね。「HARUKAZE」は、実はこのくらいのテンポがベストなんじゃない?っていう判断をして作ったんです。速くしたい気持ちもあるんですけど、そこはグッと抑えて。あとは単純に楽器の音数も思いっきり減らしましたね。これまでのシングル、たとえば「アゲアゲええじゃないか!!!」とかはいっぱい音を入れてあとでエンジニアさんに上手くまとめてもらうっていう感じだったんですけど、今回はこの音を聴かせたいっていう音に絞っていったんですよね。音数は最低限にして、圧を出すっていう作業をしました。

SHUNKUN:だから全体の音量は変わってないけど、歌がよく聴こえてくるっていう。あとこの「HARUKAZE」は、Aメロがラップ調というか語り口調なので、歌詞カードを追わなくても情景が浮かぶように今までにはないくらいいろんなことを考えながら歌いました。だから音だけじゃなくて、歌やコーラスもちょっとずつ成長できたんじゃないかと思います。

MAKOTO:今回のアルバムは、作品としてみなさんに聴いてもらえるようにっていう気持ちがあったと思います。

──刺激的で身体が動くような楽曲から、心や気持ちに響くような楽曲がたくさん生まれましたね。

HAYATO:テンポもそうですけど、歌詞も今までは青春香るワチャワチャ感だけだったのが、ワチャワチャの中にもストーリーを考えてから作りましたね。

HAYATO:昔は、語呂がよければオッケーだったもんね。

FUNKY:逆に言うと、もうその時の歌詞は書けないけどね。

SHUNKUN:それは成長してるから言えることだね。トゥモローは来るけど、イエスタデイは来ないからね。

──おっ、名言(笑)。新曲は、いろんな人が歌に感情移入できるっていう部分が素晴らしくて。同世代が一緒に騒げるようなハイテンションな楽しい雰囲気だけじゃなくて、いろんな世代の人が共感できるものですよね。

SHUNKUN:自分達はいっぱい音を入れたいけど、聴いた人が聴いたらうるさいかもって、自分達の音を客観的に聴けるようになったことが大きいと思いますね。

──本当にそうですよね。最後の質問になるんですが、今掲げてる武道館っていう目標の先は何か見えてるんですか?

SHUNKUN:僕らって、モテたいっていう気持ちまだあるくらいなので、特にカッコいいわけでもないし、それにこれと言った才能も特にないけど、「こんな5人でもできるんだぞ」っていうところを見てもらいたいっていう気持ちはありますね。いい人ぶっちゃいますけど、ちょっと後ろ向きになってる子にも、「ちょっと頑張ってみようかな」って思ってもらえたら嬉しい。カッコよく壁ドンなんかもできないですけど、「なんかカッコイイよね」って言われたら勝ちだと思うんです。そのために、「LIFriendsっていうバンドの生き方いいよね」って思われるように頑張ってるところはありますね。



──ご自分達にとって実際にヒーローがいたからそう思うのか、もしくは具体的なヒーローがいなかったから自分達がそうなりたいんですか?

SHUNKUN:僕個人の話なんですけど、中学の頃にHOME MADE 家族さんとかSOUL'd OUTさんの音楽と出会って初めてラップを聴いた時に、「すげぇ!」って衝撃受けたんです。こんなに言いたいこと詰め込んで音楽にできるのか!?って。当時は野球やってたんですけど、でもこれと言ってやりたいこともなく過ごしてた中で、音楽って凄いって思えたんですよね。

FUNKY:もうご本人にも会ってるんだよね。

SHUNKUN:そうなんですよ! テンション上がっちゃって、自分が持ってるCDとかDVD10枚くらいにサイン貰ったんですよ。「10枚は初めてだよ」って言って頂きました。

──(笑)。ご自分達でLIFriendsのことを、「メロディラップバンド」って名乗ってますけど、このバンドにぴったりの造語ですよね。いいたいことをラップで言って、でもメロディっていう他人との共有性のあるものも音楽性の柱にあるわけで。

SHUNKUN:そうですね。ミクスチャーバンドっていうほどゴリゴリもしてないですし。っていうか、ゴリゴリできなかったんですよね(笑)。

FUNKY:そうそう。たぶんこのネーミングは、ゆずさんのメロディアスな部分とORANGE RANGEさんのヒップホップの要素から影響を受けてる部分が大きいんですけど、ミクスチャーっていう言葉だったりロックなサウンドに憧れがあった時期もあったんですよね。でもどっかで、ちょっと違うな~っていう気持ちもあって(笑)。

SHUNKUN:ライブとかも、昔は一瞬だけオラオラだったんですよ。「手ぇ挙げろ、コラァァァァ~!!」とかって。

──想像つかないです(笑)。そういう感じは等身大じゃなかったんですね。

SHUNKUN:背伸びしてましたね。昔は歌とラップが別々に存在してたんですけど、今は、ラップと歌を混ぜればそれがLIFriendsらしさになってきたなって思えるんですよね。それでいつかは、「その曲、LIFriendsっぽいよね」って言われるようになりたいんです。みんなに文化祭でコピーしてもらえたら、ほんと最高ですね。

取材・文◎ RYOKO SAKAI

  ◆  ◆  ◆

1st AL『リフレンズ』

2015年3月18日(水)発売
[初回限定盤](2CD)
TECI-1453 ¥3,241+税

[通常盤](CD)
TECI-1455 ¥2,315+税

[収録楽曲(初回盤・通常盤共通)]
1.HARUKAZE
2.Peas!!
3.愛して止まないロックンロール
4.アゲアゲええじゃないか!!!
5.ラブミーベイベー
6.Peas!!2
7.あかい夜空
8.グッドタイム
9.Take It Easy
10.桜街道 -2014-
11.Peas!!3
12.灼熱ランデブー
13.スーパスマイラー
14.サマラブイリュージョン2013
15.夏色サイクル
16.仲間

初回限定盤特典CD「LIFE LINE」盤
[収録楽曲]
1.共に歩む道
2.ライジング
3.腐乱者
4.ハプニング
5.Love&Music
6.羽村ストリートラブストーリー
7.My Answer
8.BOSPMNANIE
9.ブルーハワイ
10.S
11.サマーガール
12.ヒトツ
13.人として
14.存在証明

[通常盤ボーナストラック]
グッバイ

<47都道府県 全部いっちゃうぜ TOUR 2015 Road to 武道館!!>

3月21日(土) 千葉:柏パルーザ(SOGO TOKYO)
3月22日(日) 栃木:HEAVEN’S ROCK宇都宮 VJ-2(SOGO TOKYO)
3月27日(金) 群馬:高崎CLUB FLEEZ(SOGO TOKYO)
3月28日(土) 埼玉:HEAVEN’S ROCK熊谷 VJ-1(SOGO TOKYO)
3月29日(日) 山梨:甲府KAZOO HALL(SOGO TOKYO)
4月4日(土) 島根:出雲アポロ(夢番地)
4月5日(日) 鳥取:米子ラフズ(夢番地)
4月8日(水) 山口:周南rise(夢番地)
4月10日(金) 長崎:長崎DRUM Be-7(BEA)
4月11日(土) 佐賀:佐賀GEILS(BEA)
4月12日(日) 熊本:熊本B.9 V2(BEA)
4月14日(火) 福岡:福岡DRUM SON(BEA)
4月15日(水) 大分:大分DRUM Be-0(BEA)
4月16日(木) 鹿児島:鹿児島SR HALL(BEA)
4月19日(日) 宮崎:宮崎メディキッド県民文化センター
4月20日(日) 沖縄:那覇Output(PM)
4月29日(水) 東京:羽村市民会館
5月1日(金) 岡山:岡山CRAZYMAMA 2nd Room(夢番地)
5月2日(土) 広島:白島Cave-Be(夢番地)
5月4日(月) 和歌山:CLUB GATE(SOGO OSAKA)
5月5日(火) 滋賀:滋賀B-FLAT(SOGO OSAKA)
5月6日(水) 岐阜:柳ヶ瀬ants(サンデーフォーク)
5月8日(金) 三重:松坂M’AXA(サンデーフォーク)
5月9日(土) 愛知:名古屋アポロベース(サンデーフォーク)
5月10日(日) 静岡:浜松FORCE(サンデーフォーク)
5月12日(火) 奈良:奈良ネバーランド(SOGO OSAKA)
5月14日(木) 兵庫:神戸太陽と虎(SOGO OSAKA)
5月16日(土) 京都:京都MOJO(SOGO OSAKA)
5月17日(日) 大阪:阿倍野ROCKTOWN(SOGO OSAKA)
5月24日(日) 北海道:札幌Sound Lab mole(マウントアライブ)
5月29日(金) 神奈川:横浜BAYSIS(SOGO TOKYO)
5月31日(日) 茨城:mito LIGHT HOUSE(SOGO TOKYO)
6月7日(日) 山形:山形ミュージック昭和Session(キョードー東北)
6月8日(月) 秋田:秋田LIVE SPOT2000(キョードー東北)
6月10日(水) 青森:弘前Mag-Net(キョードー東北)
6月11日(木) 岩手:the five morioka(キョードー東北)
6月13日(土) 宮城:HooK SENDAI(キョードー東北)
6月14日(日) 福島:郡山CLUB#9(キョードー東北)
6月16日(火) 新潟:新潟GOLDEN PIGS BLACK(キョードー北陸)
6月17日(水) 長野:長野CLUB JUNK BOX(キョードー北陸)
6月18日(木) 石川:金沢VANVAN V4(キョードー北陸)
6月20日(土) 福井:福井CHOP(キョードー北陸)
6月21日(日) 富山:富山MAIRO(キョードー北陸)
6月25日(木) 徳島:徳島club GRINDHOUSE(DUKE)
6月26日(金) 香川:高松DIME(DUKE)
6月27日(土) 高知:高知X-pt. (DUKE)
6月28日(日) 愛媛:松山サロンキティ(DUKE)
7月5日(日) 東京:渋谷公会堂(SOGO TOKYO)

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