【ライブレポート】Def Tech、ゲストミュージシャンと共にハワイの風をお届け

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今年デビュー10周年イヤーのDef Techが、9年ぶりとなる単独野外ライブを7月12日に河口湖ステラシアター、18日に大阪城野外音楽堂で行った。当日は台風直撃の悪天候が予想されていたにも関わらず、“晴れ男”の異名も持つDef Techらしく、ライブ開場時間にはすっきりとした青空が彼らを祝福しているようだった。7月15日にはブルーノート東京、16日にビルボード大阪でスペシャルライブを行った。

◆Def Tech ライブ画像

音楽って、こうなんじゃない?という1週間の出来事。音楽も空気も風景も本当に気持ちのいいライブだった。7月12日、富士山を望む絶好のロケーションの野外「河口湖ステラシアター」だ。

ステージ後方は開け放たれ、抜ける風が清々しい。ステージ上に配された植物と木々が、そのまま背後の森へと続いてゆく舞台演出。梅雨明け前だったがさすがの晴れ男達、ライブ中盤にはステージの真上に富士山を望めるほどの好天に恵まれた。今回の10周年スペシャルライブで、なんといっても呼び物はJawaiian All Starsと銘打ったバックバンド。最新アルバム『Howzit!?』へも参加したハワイのミュージシャン4人(アーニー・クルーズJr.[Ag]、ブルース・シマブクロ[Uke]、ショーン・キャロル[Dr]、マーク・タノウエ[B])が来日し、そこへDef Techの盟友ナガチョ(G)らが加わりオールスターメンバーとなったわけだ。

前半はそのバンドのオーガニックに響き合うプレイで「My Way」「Catch The Wave」などを聴かせてくれる。ダイナミックでいて程よく揺すぶられる演奏が、歌声の輪郭をより引き出し、かつてないほどの高揚感を生み出した。Def Tech2人のヴォーカルとハーモニーが今までに無くぴったりとハマり心地良く飛び込んできて、このままこの場所でずっと歌い続けて欲しい・・・なんて思ってしまうほど。そして「My Baby Love」でハートフルな歌詞を2人が丁寧にハーモナイズすると、共作者でもあるアーニーが滋味あふれるソロヴォーカルを会場中に響き渡らせ、キング・オブ・ジャワイアンレゲエの貫禄で観客を魅了した。

後半は得意のDJタイム。こちらは盟友DJ1,2を迎えて怒涛の14曲。まるでダンススクールかアスレチッククラブのように爽快な汗を流すオーディエンス。やっぱりDef Techはこれも良いんだなぁ。アンコールでは再びバンドも登場し街やFMで頻繁に耳にするようになった「One Day with Jake Shimabukuro」を、今回だけは“with Bruce Shimabukuro”で演奏。ブルースはジェイクの弟。兄のジェイクに勝るとも劣らないウクレレの名手だ。情感あふれるイントロと富士の麓の夕景とがマッチして極上の気分で大団円を迎えた。

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