15カ国代表がコスプレでアニソンカラオケを競う<LIVE DAM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2015>が世界コスプレサミットで開催

twitterツイート

世界15カ国の代表がコスプレでアニソンのカラオケを歌い、その歌唱力やコスチューム、パフォーマンスなどを競い合う<LIVE DAM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2015>が、8月1日(土)に名古屋市栄のオアシス21で開催された。

◆<LIVE DAM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2015>~画像~

<LIVE DAM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2015>は、2003年から名古屋で毎年開催されている世界最大のコスプレイベント<世界コスプレサミット>の一環として行なわれたもの。世界コスプレサミットの期間中には、パレードやトークショーなど様々なイベントが行なわれるが、ハイレベルなコスプレパフォーマンスが繰り広げられることで「世界コスプレチャンピオンシップ」と並んで人気なのが、この<LIVE DAM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2015>なのだ。

アニメとカラオケという日本が誇る文化を結び付けて世界に発信しようというこのイベントは、2013年の初開催から今年で連続3回目となる。コスプレで日本のアニメソング、ボーカロイド、ゲームソングをカラオケで歌って得点を競うという基本的なルールは変わっていないが、今回は初めて日本代表も参戦(前回までは外国人のみ)、各国で予選を勝ち抜いてきた15カ国の代表がパフォーマンスを繰り広げた。


全国各地で猛暑日となった8月1日。夏の暑さで有名な名古屋にあるオアシス21も、もちろん猛烈な暑さだ。それでも銀河の広場にはたくさんのコスプレイヤーが集結し、それを撮影する人やイベントの観覧者たちも多数。身動きができないほどの大混雑となっていた。中央に設けられた特設ステージの客席も猛暑にもかかわらずほぼ満席だ。この日はニコニコ生放送で中継も行なわれていたため、ステージ上の様子とともに、ニコ生視聴者のコメントもリアルタイムに表示するスクリーンが、ステージ横に用意されていた。

イベントは午後2時半、まずは審査員の紹介からスタート。審査員長は第一興商取締役兼執行役員・制作本部長兼編成企画部長の渡邊泰人氏、そして作曲家の田代智一氏、人気コスプレイヤーのLeChat、さらにアニソンを日本語で歌うバンドとして話題を呼んでいるロシアのガールズバンドPudra、合計4組が審査にあたる。各審査員がコスチューム10点、歌唱力15点の25点を持ち点として、4組で合計100点。これに今回使用する第一興商のカラオケ最新機種「LIVE DAM STADIUM」の採点機能、「精密採点DX-G」の100点が加わり、200点満点で審査が行なわれるというシステムだ。

簡単な説明が終わると、さっそくトップバッターの台湾代表Li I-Chin(リ・イチン)さんが登場。『曇天に笑う』の安倍蒼世のコスプレだ。やや緊張しているようにも見えたが、落ち着きのある歌声でボカロ曲の「上弦の月」をしっとりと歌い上げた。歌い終わるとすぐにスクリーンに「精密採点DX-G」の得点が表示される。リさんは88.812点という得点だった。


▲台湾代表 Li I-Chin(リ・イチン)さん。

続いてフィリピン代表のMarianne Bella Topacio(マリアン・ベラ・トパシオ)さん。1年間長野に住んでいるという彼女は『ラブライブ!』南ことりの可愛らしいコスプレで登場し「ユメノトビラ」を歌う。日本のアイドルばりのフリで元気いっぱいに歌って、91.611点という高得点をゲットした。


▲フィリピン代表 Marianne Bella Topacio(マリアン・ベラ・トパシオ)さん。

マレーシア代表のKhor Bin Yun(コー・ビン・ユン)さんは、『創聖のアクエリオン』のリーナ・ルーンのコスプレで「創聖のアクエリオン」。よく通るハイトーンが印象的な歌声で、88.430点を叩き出した。


▲マレーシア代表 Khor Bin Yun(コー・ビン・ユン)さん。

『ソードアートオンライン』アスナのコスプレで登場したのは中国代表Wu JiaJing(ウー・ジャージン)さん。第一声から声量があり伸びのある高音で客席をうならせると、“みんなで盛り上がろう!”と呼びかけて会場のボルテージを一気に上昇させた。メリハリの効いた歌声と堂々としたパフォーマンスはとてもアマチュアとは思えないほど。採点結果は91.218点だった。


▲中国代表 Wu JiaJing(ウー・ジャージン)さん。

ここで初めて男性の登場。インドネシア代表のRaynaldo Andreas Lewi(レイナルド・アンドレアス・レウィ)さんは、『月刊少女野崎くん』の御子柴実琴のコスプレで、客席を煽りながらステージを縦横無尽に駆け回った。「君じゃなきゃダメみたい」は難しい曲のはずだが、とても上手くリズムに乗って明るくパワフルに歌い切る。爽やかで熱いパフォーマンスに客席もノリノリだ。みんなが高得点を期待していたようで、84.566点という意外に低い採点結果には会場もびっくり。


▲インドネシア代表 Raynaldo Andreas Lewi(レイナルド・アンドレアス・レウィ)さん。

ロシア代表はKozlova Olya(コズロバ・オリヤ)さん。青い髪の『まりあ†ほりっく』宮前かなこのコスプレで登場。アニメの内容ともリンクするようなセクシーな歌声と動きで会場の男性客を悩殺しながら、「Hanaji」をノリノリで歌う。艶っぽい声を微妙に裏返したり力んだりテクニックも絶妙、表情も豊かで日本語の発音も完璧だった。採点結果は86.966点。この得点にも会場からは驚きの声が上がっていた。


▲ロシア代表 Kozlova Olya(コズロバ・オリヤ)さん。

オランダ代表のCharissa Korebrits(シャリッサ・コレブリッツ)さんは『東京喰種トーキョーグール』の霧嶋董香のコスプレで、肩から羽を生やして登場。曲は「unravel」だ。イントロでは消え入りそうな声で緊張しているのかと思いきや、そこから一気にテンションが上がり、ヒステリックなほどのハイテンションで身体を大きく動かしながら歌い上げた。85.260点という得点に“まあまあです”、歌いながらステージで座り込むような動きについては“感情が入ったから”と日本語で答え、大きな拍手を浴びていた。


▲オランダ代表 Charissa Korebrits(シャリッサ・コレブリッツ)さん。

次もヨーロッパからの参加者で、フランス代表のDounia Fergane(ドゥニア・フェルガーニュ)さん。『シティーハンター』の野上冴子のコスプレは、一見清楚なスーツに見えて、胸元は深く開いているし、動きがあると深いスリットの入ったスカートから太ももがほぼすべて露出するというセクシーなもの。さすがフランス代表だ。曲は同アニメのエンディングテーマであり、TM NETWORKの大ヒットナンバー「Get Wild」。イントロが始まると“皆さーん、いきましょか!”と関西なまりっぽい日本語で客席を煽り、長い手足を激しく動かしながら汗だくで熱唱。87.042点を獲得した。


▲フランス代表 Dounia Fergane(ドゥニア・フェルガーニュ)さん。

ここで前半戦が終了。ここまでの感想として、審査員長の渡邊泰人氏は“みんな日本語が上手い。それに加えてパフォーマンスも皆さん素晴らしいし、会場も盛り上がっていてとても楽しい”、田代智一氏は“単なるカラオケではなく、ステージで歌うということを考えた表現ができているのがすごい”とコメントした。

後半戦は、男性からスタート。ベトナム代表のNguyen Bao Long(グエン・バオ・ロン)さんは、毛足の長い白い毛皮を、頭部から背中一面にかぶって登場。『もののけ姫』のサンのコスプレだ。曲は米良美一が歌って大ヒットした主題歌の「もののけ姫」。透き通るような美声が響き渡ると、客席はすっかり静まり返った。ハイトーンはよく伸びて、ビブラートも美しい。歌い終わると同時に、大きな拍手と大歓声がわき上がった。素晴らしい歌声で、90.085点を獲得した。


▲ベトナム代表 Nguyen Bao Long(グエン・バオ・ロン)さん。

後半戦2番手は、オーストラリア代表のIngrid Barnes(イングリッド・バーンズ)さん。手作りで2週間前に完成したという『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどかのコスプレで登場。曲は『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語』エンディングテーマの「ひかりふる」を選択。超スローテンポでとても難しい歌を、ゆったりと身体を揺らすように動かしながら、のびのびと歌い切った。得点は80.297点。


▲オーストラリア代表 SIngrid Barnes(イングリッド・バーンズ)さん。

全体で11番目の登場はイタリア代表の男性。Giordano Petrini Trombatta(ジョルダーノ・ペトリーニ・トロンベッタ)さんは、ちょっとユルめのマッチョな肉体をさらすように上半身裸で登場。胸に北斗七星の形の傷跡がついた『北斗の拳』ケンシロウのコスプレだ。曲はTVアニメ『北斗の拳2』の主題歌「TOUGH BOY」。“名古屋コンニチワ!カモン!”と叫んで始まり、軽快なリズムに乗ってパワフルにパフォーマンス。終始明るく客席にアピールし続け、最後は“お前はもう死んでいる”と日本語のセリフも決め、86.647点をゲットした。


▲イタリア代表 Giordano Petrini Trombatta(ジョルダーノ・ペトリーニ・トロンベッタ)さん。

そして今回初参加となった日本代表、Miyuki Takahashi(タカハシ・ミユキ)さんが登場。ブルーのミリタリールックは、『マクロスF』のシェリル・ノームのコスプレだ。「ダイアモンド クレバス」はゆったりとした難しい曲だが、艶があり、ていねいに感情が込められた歌声は、ほぼ完璧と思えるほど素晴らしかった。結果は94.523点と、最高得点を叩き出した。


▲日本代表 Miyuki Takahashi(タカハシ・ミユキ)さん。

韓国代表のKee Mijeong(キ・ミジョン)さんは、『カードキャプターさくら』の李苺鈴(リ・メイリン)のコスプレで「プラチナ」を選曲。衣装同様に可愛らしい仕草で一生懸命に歌う姿に、あたたかい拍手が贈られた。得点は81.022点。


▲韓国代表 Kee Mijeong(キ・ミジョン)さん。

続くブラジル代表Yukio Yairo(ユキオ・ヤイロ)さんは、グレートサイヤマンのコスプレ。オレンジ色のヘルメットに色の濃いバイザーで、なんと顔の一部しか見えないという姿に、会場はどよめいた。“悪は絶対許さない!正義の味方グレートサイヤマンだ!”と流ちょうな日本語で叫んでポーズを決めると、低音に魅力のある美声で『ドラゴンボールZ』の「僕達は天使だった」をノリノリで歌う。大きなブラジル国旗を掲げる応援団にも支えられ、88.892点を獲得した。


▲ブラジル代表 Yukio Yairo(ユキオ・ヤイロ)さん。

最後に登場したのは、タイ代表のNanthakhwan Visithanon(ナンタワン・ビシタノン)さん。『Fate/Zero』セイバーのコスプレで、曲は「To the beginning」。黒を基調としたロングスカートに手甲や甲冑のような重装備、暑さがこたえそうな衣装だが、存在感は抜群。そしてハリのある歌声は力強く、節回しも流麗。とても気持ちがこもっていて、客席の誰もが引き込まれていた。大トリにふさわしい、ドラマチックな盛り上がりとなった。採点結果は86.144点。


▲タイ代表 Nanthakhwan Visithanon(ナンタワン・ビシタノン)さん。

これで全出場者のパフォーマンスが終了。審査員のLeChatは“歌もパフォーマンスも圧倒されました。衣装のクォリティもみんなすごいです”とコメント、ロシアのPudraは日本語で“とてもおもしろかったデス。ミナサン歌上手です!”と興奮した様子で感想を述べた。

別室での審査の間、第一興商カラオケの最新機種「LIVE DAM STADIUM」の機能が紹介され、続いてスペシャルゲストとして、審査員も務めたPudraがステージに上がった。日本語でアニソンを熱唱する動画が話題となっているPudraは、オリジナル曲も作っていて、この8月にはついにCDデビューするという。そんな15歳から18歳の4人組は、“ミナサン、コンニチワー”と言いながらステージに飛び出すと、JUDY AND MARYの「そばかす」、続いていきものがかりの「ブルーバード」と、元気いっぱいに飛びまわりながら、よく通る声ではつらつとしたパフォーマンス。ステージではすべて一生懸命に日本語でしゃべっていたのが印象的だったし、日本語での自己紹介も大受けだった。本来の彼女たちはメンバー全員が楽器を演奏するガールズバンドということで、この夏来日中の彼女たちのパフォーマンスを生で体験したい方は是非オフィシャルページでチェックしよう。


▲Pudra

最後は出場者全員がステージに上がり、審査結果が発表された。審査員特別賞は、セクシーなパフォーマンスが印象的だったロシア代表のコズロバ・オリヤさん、準グランプリは抜群の歌唱力で観客を魅了したベトナム代表のグエン・バオ・ロンさん。そしてグランプリは、重厚なコスプレと気持ちのこもった熱唱ぶりが印象的だったタイ代表のナンタワン・ビシタノンさんに決定。タイ代表は2年連続でのグランプリ獲得となった。


▲グランプリ受賞はタイ代表のナンタワン・ビシタノンさん

審査員長を務めた渡邊泰人氏が“本当に全員の歌唱力、パフォーマンスともに素晴らしかった。なんで日本語でこんなにうまく歌えるのだろうと感心しました。カラオケを通して各国の皆さんが親善を深めていただけることを期待しています”と締めくくり、<LIVE DAM presents NIPPON World Karaoke Grand Prix Cosplay 2015>は終了した。



twitterこの記事をツイート

この記事の関連情報