【機材レポート】B'z、サポートギター大賀好修サウンドシステム
B'zが7月26日(日)、ナゴヤドームにて全国ツアー<B’z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT->のファイナル公演を開催した。先ごろ公開した速報レポート、詳細レポートに続いて、ステージ上にセットされていたサポートギター大賀好修機材システムの全貌をお届けしたい。
◆B’z 画像
【大賀好修──GUITAR】
ギターからの信号は、シュアーのワイヤレス受信機UR4Dを経由してカスタムオーディオジャパンのMIDI&オーディオコントローラRS616へ。ここでFAT514.DやFAT314.Cなどの各エフェクトループを制御していることに加え、RJMのMIDIオーディオコントローラMini Effect Gizmoで足下のワーミーやワウなどのペダル類も制御。RS616からの信号はFAT12とFAT13のアンプへ。アンプのセンド/リターンにはボリュームペダルが接続されており、これは完全セパレートのステレオ仕様となる。つまり2台のアンプを1つのボリュームペダルでコントロールすることができるわけだ。また、スピーカーマイクからマッキー製オニキスの820iへ入った信号は、t.c.エレクトロニックのノバリバーブ&ノバディレイ、イーブンタイドのH9へ結線されるディレイセクションとなる。H9はエレキ用、t.c.エレクトロニックはアコースティックギター用だ。
▲<Gibson LES PAUL STANDARD>
メインギターはギブソン製レスポールスタンダード。ZARD等のライヴでも使用するなど長く愛用される大賀お気に入りの1本。
▲<Taylor 814e>
「君を気にしない日など」「Exit To The Sun」などで使用したエレクトリックアコースティックギターは、テイラー製の800シリーズ。
▲GUITAR RACK
左のギターラックにはギブソン製レスポールスタンダードやレスポールカスタムが3本。今回のツアーから58年製レスポールリイシューも使用している。右のギターラックにはテイラー製800シリーズのバックアップほか、半音下げチューニングの「RED」で使用するDiamond製ダブルネック。これは20代の頃に入手したモデルだとか。フェンダーカスタムショップ製ストラトキャスターは「Black Coffee」「EPIC DAY」で使用。
▲AMPLIFIER
アンプは上から、FAT13(歪み用)とFAT12(クリーン用)。FAT12は100W出力2チャンネル仕様のチューブアンプで、ゲイン1、ゲイン2、トレブル、ミドル、ベース、ボリューム1、ボリューム2、オーバードライブ、レベル、マスター、プレゼンス。FAT13は松本のものと同仕様。
▲SPEAKER
スピーカーキャビネットはFAT212。松本と同様、歪み用にはセレッション製ヴィンテージ30を2発搭載。クリーン用はジェンセン製C12K / 8Ωを2発搭載。
▲EFFECTOR
アンプラック上のエフェクター類は、右上からRJM製MIDIオーディオコントローラMini Effect Gizmo、FAT214.K、FAT514.D、FAT314.C、アイバニーズ製ボトムブースターBB9、フリーザトーン製デジタルディレイFT-1Y、カスタムオーディオジャパンのMIDI&オーディオコントローラRS616、オーバルトーンHARMONICS BOOST、デジテック製ワーミー。
▲EFFECTOR
エレキとアコースティックギター用のディレイセクションは、マッキーのオニキスの820i(左がエレキ用)、t.c.エレクトロニックのノバリバーブとノバディレイ、イーブンタイドのH9。
▲FOOT PEDAL
足元は右から、FATのモデファイが施されたBOSSのボリュームペダル(右がアコギ用、左がエレキ用)。ジムダンロップ製TM95 Takクライベイビー、カスタムオーディオジャパンのMIDI&オーディオコントローラRS616、デジテック製ワーミー。チューナーはコルグ製ピッチブラックをエレキ用とアコギ用にセット。
▲PICK
ピックはオリジナル。ジムダンロップ製.88mmを使用している。
取材・文◎BARKS 撮影◎アラキシン
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