【ライブレポート】Ｊ、「俺たちに不可能なんかない」

Ｊが10月10日（土）、赤坂BLITZにて＜J LIVE TOUR 2015 -Live On Instinct-＞のファイナル公演を開催した。同ツアーはソロワーク通算10作目となるオリジナルアルバム『eternal flames』を9月2日にリリースしたＪが、その直後となる9月5日の仙台Rensa公演を皮切りにスタートさせたものだ。

◆Ｊ画像

同ツアーのセットリストはもちろんアルバム『eternal flames』収録新曲を中心に構成されたもの。フロアの熱量は各公演ごとに高まり続け、そのリアルな声がSNS上を賑やかした結果、各地でチケットが次々と完売するという現象が起こった。




そして完全ソールドアウトで迎えた最終日が赤坂BLITZだ。新旧楽曲問わず繰り出されるナンバーの数々に、終始大合唱が巻き起こったフロアには、このアルバムとツアーが導いた特別なパワーがみなぎっていた。灼熱の本編を終え、アンコールの大声援に応えてＪが再びステージに登場すると、こう語った。

「このアルバムを作っていくにあたり、俺自身が前に進むために、まだまだ信じているもの、貫き通したいものは本当にあるのか？　そう問いかける、もう一人の自分との闘いだったし、ただ重ねてきたキャリアの上に“はい、出来ました”っていう10枚目だとしたら、そんなもの出す意味もないしね」──Ｊ

と今回のアルバム制作に対する覚悟を告げると、これに応えて客席から大声援が沸き起こる。さらにＪが語り出したのはアルバムコンセプトとこのツアーについて。





「このツアーは全ての会場で、奇跡が、もの凄いエネルギーが渦巻いてました。アルバムに“eternal flames”＝“永遠の炎”ってタイトルを掲げたけれど、実際、永遠なんて誰も見たことがないものかもしれない。でも俺はライブという空間で何度も永遠を感じてきたし、今回のツアーでも全ての瞬間がその永遠の一つなんだと感じた。ここから見えるみんなの顔は本当に素晴らしい、いい顔してる。それを見てると俺たちに不可能なんかないって思えるんだ。そんな最高の景色を、最高の永遠をどうもありがとう！　これからも一緒に、この永遠を追いかけ続けていこうぜ！」──Ｊ

ツアーを通じて体感した熱い想いを響かせたＪは、ライブが終わる最後の瞬間まで、その熱き“永遠”を会場に刻みつけてステージを後にした。





Ｊは、12月18日および19日にアコースティックプロジェクトDessert Flame Frequency（D.F.F.）として、渋谷duo MUSIC EXCHANGE 2days公演が決定している。さらに、年末からは10thアルバムを掲げた全国ツアー第二弾＜J Live tour 2015～2016 light up the eternal flames＞を開催する。

■＜J LIVE TOUR 2015 -Live On Instinct- FINAL＞
2015.10.10(sat)@Akasaka BLITZ
1.Go Chrage
2.Verity
3.PYROMANIA
4.Rollin’
5.I Know
6.SIXTEEN
7.go crazy
8.Jayne
9.wall
10.Go with the Devil
～ Dr. SOLO ～
11.BUT YOU SAID I’M USELESS
12.never gonna die
13.addiction
14.break
Encore
15.Believer
16.NOWHERE
17.Feel Your Blaze





◆Ｊオフィシャルサイト