米津玄師、初披露曲「LOSER」携え<ROCK IN JAPAN>最終日大トリへ

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米津玄師が8月14日、<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016>最終日LAKE STAGEの大トリで新曲「LOSER」を初披露した。

◆米津玄師 画像

4日間にわたり繰り広げられた<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>。灼熱のステージたちを締めくくるように、19時に近いスタートとなった米津玄師のステージもまた狂騒のパフォーマンスとなった。実際にそのパフォーマンスを観る機会が極めて少ない米津玄師のライブを一目見ようと、LAKE STAGEには1万人を超えるオーディエンスが集結。会場の外まで人が囲む異様なムードに。


バンドメンバーを率いて米津玄師が登場すると、会場は大きな盛り上がりをみせた。この日、最初に響かせたのは「アンビリーバーズ」。冒頭からエモーショナルに叩き出されるリズムの波と、肉感的な演奏・ボーカルでオーディエンスは沸き上がる。夜に変わる直前のひたちなかの夕焼けと、ステージの照明が独特の陶酔感を生み出す中、2曲目に披露されたのは初期の代表作「ゴーゴー幽霊船」。タイトなリズムにあわせ1万人が踊る最終日、大トリのLAKE STAGEは圧巻の風景に変わっていた。

「4日間あるこのフェスの最終日、最後のアクトに選んでもらえて光栄です、ありがとう」と言葉を発した米津は、ツアーを共にした米津バンドと共に「メランコリーキッチン」を続いて披露。メンバーそれぞれが楽しげに奏で出す音と、会場の空気が混然一体となりフィールドは大歓声に包まれた。前作アルバム『Bremen』のラストトラックでもあるミッドバラード「Blue Jasmine」を朗々と歌い上げ、さらに「アイネクライネ」歌いだした瞬間には会場のテンションも最高潮に。大合唱に包まれたひたちなかの大地を抱きしめるような米津のやさしいメロディに会場は酔いしれた。

「18の時に初めてFESに行って楽しいなと思うと同時に照明に照らされたステージを他人事に感じた。俺みたいな負け犬には決して関係のないことだと。それを今日は反対に自分がそのステージにたって、それを観に来てくれた人がいる。それが本当に奇跡のようで嬉しいです。」

米津のメッセージの後にこの日初披露されたのは、約1年ぶりにリリースが告知されているシングルより「LOSER」。様々なシーンを表現してきた米津玄師にとって「リズムミュージック」にフォーカスを当てて形成された本楽曲。その表情、描写、それに対してフックとなる印象的なリズムトラックが躍動し、かつ温度を感じるメロディ表現に耳を奪われる。待望の新曲にオーディエンスはこの日一番の盛り上がりを見せた。

ハチ名義で発表され熱烈な支持者も多い「パンダヒーロー」、更に「ドーナツホール」とラスト2曲を4日間の狂騒を忘れるなよとばかりに演奏しあげ、本編は締めくくり。ステージを下りてからも観客の熱量は収まらず、大歓声のアンコールに応えるように夜空に満天の花火が咲いた後に登場した米津は「最後にもう一曲だけ、このFESの幕引きにふさわしい一曲を」と語りかけ、「ホープランド」を披露。「いつでもここにおいで」と歌うこの曲を最後にROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016最終日、LAKE STAGEの大トリを見事に務め切った。


セットリスト 米津玄師<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016>2016年8月14日 LAKE STAGE 

1. アンビリーバーズ
2. ゴーゴー幽霊船
3. メランコリーキッチン
4. Blue Jasmine
5. アイネクライネ
6. LOSER
7. パンダヒーロー
8. ドーナツホール
EN. ホープランド

ニューシングル「LOSER / ナンバーナイン」

2016年9月28日発売
*LOSER盤(初回限定)【CD+ドッグタグ+ルーズパッケージ】 SRCL-9191~92 \1,950(+tax)
*ナンバーナイン盤(初回限定)【CD+DVD+7inchサイズ ギャラリーパッケージ】 SRCL-9193~94 \1,800(+tax)
*通常盤【CD】 SRCL-9195 \1,200(+tax)

≪CD収録内容※三形態共通≫
M-1. LOSER
M-2. ナンバーナイン
M-3. amen

≪ナンバーナイン盤DVD収録内容≫
未定

<米津玄師 2016 TOUR / はうる>

11/23(水祝) @豊洲PIT
11/28(月) @Zepp Nagoya
11/29(火) @Zepp Namba
12/2(金) @仙台PIT
12/8(木) @Zepp Tokyo
※全会場 OPEN:18:00/START:19:00
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