2017年、怒涛の来日ラッシュを敢行する注目の海外アーティスト【新春企画】

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2017年も、洋楽ファンには見逃せない海外アーティストの来日公演が目白押し状態だ。超大物から話題の新人まで、百花繚乱の賑わいを感じさせてくれる。ここでは、絶対に観ておかないと後悔する(いろいろな意味においてね)、そんな来日アーティストを紹介していこう。

◆2017年来日アーティスト~画像~

まずは、超大物中の大物ポール・マッカートニーの2年ぶりとなる来日公演が決まったこと。4月に<ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017>として4月27日(木)、29日(土)、30日(日)の3日間、東京ドームで開催される。このツアーは、ビートルズ時代の楽曲やソロ、ウイングス時代の楽曲、最新コラボ曲などなど、ポールの全キャリアからの楽曲で構成され大好評を得ている。ポールは、「『ワン・オン・ワン』ツアーで日本に行くことになって、 すごくワクワクしている。 これまで日本に来るたびに素晴らしい時間を過ごし、 最高の観客に巡り合うことができた。 僕たちにとって前回の公演は特に心に残るものだったから、 さらに多くの思い出を作れるかと思うと今から待ち遠しい。日本で一緒にロックしよう!」とコメントしている。


もう、大物が次々に控えていて、どういう順番で紹介すればいいのか悩んでしまうほどの来日ラッシュ。次はデビュー50周年のジェフ・ベック。1月下旬から2月初頭にかけての来日だ。2016年7月に6年ぶりの新作『ラウド・ヘイラー』をリリース。無名の若いアーティスト、ロージー・ボーンズ(ヴォーカル)とカーメン・ヴァンデンバーグ(ギター)をフィーチャーし、現代社会に向けたメッセージとも受け止められ曲でアルバムを仕上げた。話題の新作に焦点を当てながら、歴史的名曲もカヴァーした内容のプログラムになりそうだ。


次はサンタナだ。こちらは4月下旬の来日となる。2016年4月に、初期3作品に連なる方向性で『III』のメンバーと制作したアルバム『サンタナIV』を発表し大きな話題になった。史上最高のギタリストの激エモーショナルなギター・プレイ、究極の“サンタナ・マジック”を見逃さないように。


ロック界のカリスマ、アクセル・ローズ率いるガンズ・アンド・ローゼズも来日。公演は1月下旬。ギタリストにスラッシュ、ベーシストにダフ・マッケイガンを迎えたラインナップで奇跡の来日公演を行う。なおかつサポートアクトとしてBABYMETAL、MAN WITH A MISSIONを引き連れてとのことで、もういまから頭が沸騰しそう。


そしてジャーニー。2月上旬の通常公演以外に、世界初、歴史的名盤『エスケイプ』『フロンティアーズ』を完全再現する一夜限りの特別公演も決定している。2/7(火)日本武道館だ。この夢の一夜は必見だ。


甘くほろ苦い歌声と美しいピアノで癒してくれるノラ・ジョーンズにも期待したい。2016年10月に、6枚目となるオリジナル・アルバム『デイ・ブレイクス』をリリース。デビュー・アルバム以来15年振りにピアノ弾き語りのスタイルに回帰し大好評を得た。名曲「ドント・ノー・ホワイ」から最新ヒット「キャリー・オン」まで、ジャズに帰ってきたノラの歌声に注目だ。


そして、次は「げっ、どういうこと?」と少々困惑させてくれたイエス関連。ジョン・アンダーソン、トレヴァー・ラビン、リック・ウェイクマンの来日公演が4月に行われる。なぜファンは困惑してしまったかというと、スティーヴ・ハウ、アラン・ホワイト、ジェフ・ダウンズなどから成るイエスが11月に来日し、海洋地形学の物語』から「神の啓示」「儀式」の完全再現と、『イエスソングス』の楽曲をメインに名曲の数々を披露してくれていたから。本家イエスのレパートリーと異なるのは、トレヴァーがいるということで、「ロンリー・ハート」「リズム・オブ・ラヴ」「変革(Changes)」「ホールド・オン」など、イエス本体では演奏されていなかった楽曲が聴けること。さらにジョンやリックでなければならない楽曲も多く用意されているという。


忘れてはならないのが、アメリカン・ロック・バンドの最高峰、ドゥービー・ブラザーズの21年振りの武道館公演だ。「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」「ロング・トレイン・ランニン」「ブラック・ウォーター」「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」などなど多くの名曲を東名阪・金沢で聴けるのは楽しみだ。


さらにさらに、エアロスミスのフロントマン、スティーヴン・タイラーが、ソロとしてキャリア初の日本ツアーを敢行する。スティーヴン・タイラーとエアロスミスは1億5千万枚以上のセールスを記録、4つの『グラミー賞』と6つの『アメリカン・ミュージック・アワード』、4つの『ビルボード・ミュージック・アワード』、『エミー賞』を受賞しているというモンスターだ。来日は4月上旬。Zepp Osaka Baysideと日本武道館の公演となる。またミート&グリードが出来る特別チケットもある。


コールドプレイも来日。<ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームス・ツアー>の一環で、4月19日(水)にバンドのキャリア史上初となる東京ドームでの開催となる。


また、ザ・ストーン・ローゼズが熱望の武道館公演を行うのもチェックしておきたい。6月の来日がドラマー・レニの怪我でキャンセルとなってしまったが、バンドはワールドツアーを続けており、先日も本国ウェンブリースタジアムを含む3公演が発表となったばかり。最高の状態で日本に戻ってきてくれるだろう。


奇跡の復活劇から4年を経たフォール・アウト・ボーイの2年ぶりの来日も楽しみ一つだし、まだまだ、多くのアーティストが来日をするが、あまりに多くて紹介しきれないことをお詫びしておく。2017年も本物中の本物のアーティストのパフォーマンスを大いに期待しよう。

text by BARKS編集部(も)

◆【新春企画】2017年を占う 最新音楽事情

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