【インタビュー】10-FEET、氣志團との対戦型フェスを語る「予測できない。楽しそうや。早くやりたい」

■一緒におもてなす仲間がいるんで
■楽しむしかないです──TAKUMA

──それから10･リーグ側のヤバイTシャツ屋さん、ROTTENGRAFFTYは、地元京都の強い後輩達で、頼もしい存在ですね。

NAOKI：ROTTENGRAFFTYは思いっきり同期ですよ。幼なじみみたいな感じ。

KOUICHI：結成時期もほぼ同じで。僕らの今回のツアー初日は京都だったけど、メンバーも来て、「ツアーにいってらっしゃい！」って送り出してくれましたからね。

TAKUMA：昔から切磋琢磨してきている間柄だから、お互いの良さも悪さもよくわからない時期もあったぐらいで。京都のライヴハウスでずっと一緒にやってた時期がそう。その後はそれぞれの活動をしながら、たまにイベントとかで会うようになって。久しぶりに再会したとき、会わない間にお互いにどんな活動をしていたのかも見えるんですよ。ROTTENGRAFFTYは、いつも同じライヴしないのが凄いんです。毎回、違うステージを観せてくれて、その日だけのチャンスに賭けているような熱さをいつも感じさせてくれる。当日も二度とできないようなライヴをしてくれると思いますね。お互いに、いい意味で変わった部分を確認しあえるのも楽しみで。気心知れた、いい仲間でもあるんです。

──ヤバイTシャツ屋さんは事務所の後輩、しかもメンバーの一人は宇治市出身。最近のオフステージで着ているのは8〜9割方、10-FEETのグッズというね。

TAKUMA：はは。メチャクチャ勢いあるバンドです。

NAOKI：ライヴ観てても勢いが凄い。畳み掛けるように攻めるライヴをしますからね。

TAKUMA：笑いあり…、そして笑いありです（笑）。メッチャ楽しいライヴ。

KOUICHI：伸び代はまだまだある、それこそビロ〜ンビロ〜ンにある（笑）。当日も凄いライヴしてくれるはず。

▲KOUICHI（Dr＆Cho）

──当日は同じチームメイトのコラボなんかも期待しちゃいたいところだったりします。10-FEET自身、今現在、どんな意気込みですか？

TAKUMA：対抗戦みたいになってるけど、氣志團と一緒にやる限り、お祭りになると思うんで、全力で楽しむことだけを心がけたい。バンドマン対抗大運動会みたいになると思う。いい意味での茶番みたいなこともたくさん生まれたらいいな（笑）。

NAOKI：さっきKOUICHIも言ってましたけど、去年の＜氣志團万博2016＞に出たときは、カッターシャツ着て黒縁メガネかけた優等生風の僕らが、ステージ上で氣志團にカツアゲされるという茶番劇もしたんで。

TAKUMA：けっこう予想外のことが起こると思います。＜氣志團万博＞では茶番もサプライズもいっぱいあるし。全アーティストがそれをやるってところからも、＜氣志團万博＞は愛されているなって思いましたからね。それが今回は＜氣志團万博＞と＜京都大作戦＞の対抗のようなミックスのような＜〜万博大作戦日本シリーズ〜＞になるってことで楽しみですね。どんなサプライズを仕掛けてくるんやろ、翔やん。

NAOKI：絶対なんかやりよるな。翔やんはそういうところに金を掛けるから。

TAKUMA：たとえ大赤字になろうとも（笑）。そういう頼もしい存在。

NAOKI：翔やんとは今朝まで呑んでましたけど、実はそのときも＜THE GREAT ROCK'N'ROLL SEKIGAHARA 2017＞の話ばっかりでしたよ。というか、翔やんに、「俺は明日も仕事あるから、一緒に呑んでたことは他の人に言わないでね」と言われたのに、早速、自分からしゃべっちゃったんですね（笑）。でも、何か企んでるんやろうなっていうウキウキ感、今朝の翔やんから漂ってました。

TAKUMA：すでに予測つかない行動を翔やんは起こしているってことでね（笑）、当日も予測できない。楽しそうや、早くやりたい。

NAOKI：1日通して、おもしろい空気になりそうやからね。

TAKUMA：＜京都大作戦＞では、もちろん僕らも楽しんでますけど、おもてなす気持ちが大きいんですよ。ところが今回は、氣志團という一緒におもてなす仲間がいるんで、お互いにリラックスできると思うんですよね。だから楽しむしかないです。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎梶原靖夫






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