YOSHIKI、緊急手術

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米国時間 2017年5月16日(火)に、X JAPANのYOSHIKIが緊急手術を行うことが明らかとなった。

◆YOSHIKI画像

複数の医師による診断の結果、頚椎人工椎間板置換を行うとのことで、2009年7月に頸椎椎間孔狭窄症と診断されてから、たびたび悩まされてきた頸椎椎間孔狭窄症に対する手術となる。これまで頸椎椎弓切除・頸椎椎間孔切除というふたつの手術を受けてきているが、約半年前から頸椎椎間板ヘルニアの悪化により、手と腕に麻痺/強度のしびれといった症状が表れ、すでに演奏にも支障をきたしていた。今回の精密検査により「頸椎椎間孔狭窄症」(左腕の神経根障害及び椎間板C5-C6の位置に椎間板ヘルニア)と診断されたという。

日本の医師に言わせれば、今のYOSHIKIの首の状態は、まるで引退を余儀なくされたラグビー選手のような強烈なダメージを受けた状態で、肉体的にも精神的にも限界がきているとのこと。尋常ではないスケジュールをこなしてきたことも神経系統の機能をはじめとした症状悪化を加速させたようだ。去年の<Visual Japan Summit>でのパフォーマンスや日本・香港の<Yoshiki Classical Specialツアー>、今年の米カーネギーホール公演、そして英ウェンブリーアリーナ公演…と、立て続けにパフォーマンスが続き、20以上にも及ぶ各国映画祭への参加などが、じわじわとYOSHIKIの身体を蝕んだという。

以下は、医師からの正式コメントだ。

「先日Yoshikiさんの診断を行った結果、左腕の神経根障害及び椎間板C5-C6の位置に椎間板ヘルニアがあることが判明しました。頚椎人工椎間板置換の手術をすることを薦めました」──ニール・アナンド, 米YOSHIKI 手術担当外科医

「現在の病状を診断したところ、今の首の状態のままではアーティスト生命に支障をきたすばかりか日常生活さえもままならない状況なため、緊急に手術することを決定しました。MRIとCTスキャンの結果を見る限りでは、ダメージがひどく相当な痛みを伴いながら演奏を続けてきたと想像します。2回目の手術ということで、骨を削る頸椎椎間孔切除という選択肢を外し、今回は人工椎間板置換手術を行います。去年10月に日本で行われたVisual Japan Summitで症状が再発し、今年1月に行われた米カーネギー公演では既に左手の感覚を失っていました。その後3月に行われた英ウェンブリー公演後、症状はさらに悪化しましたがそのままレコーディングを続けていました。本人はこのまま終わりまで続けたいと言っていましたが、症状が深刻化したため、日米のドクターと話し合った結果、このままではアーティストとして再起不能になると判断し手術をする運びとなりました」──トミー・トミザワ, 米YOSHIKI医師


手術は5月16日に米ロサンゼルスの病院にて行われる。5月に予定されていたスケジュールは全てキャンセルとなり、7月に予定されている<X JAPAN WORLD TOUR 2017 WE ARE X>、8月から9月にかけて予定されているYOSHIKIプレミアムディナーショー、LAを皮切りにスタートする予定であった世界ツアーの予定日などは、現在米エージェントのウィリアムモリスと緊急協議中であるとしている。

それぞれの活動に関し「中止」「振替」「決行」の選択肢を、術後の経過を慎重に見守った上でエージェント/プロモーターと共に早急に判断し、随時発表される見込みだ。
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